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メルヒェン47 移動手段

「えっ、電車動いてないんですか!?」

「レールシャトルね。魑魅魍魎のテロ騒動で山脈のトンネルが崩れちゃったんだよ。幸い負傷者は出てないし復旧作業もしてるけど、しばらくは使えないと思うよ」

「そ、そうですか……ありがとうございました」


 そんなぁ……とりあえず山脈は電車で越えれるから簡単だと思ったのに。

 私は仕方なく駅を後にする。


 駅前は戦時とは思えないくらい賑やかで、前世の大都会を髣髴とさせる街並みだ。

 昔はもっと寂れていたらしいけど、ユートピアと和解して電車と駅を作る時に駅周辺をユートピアっぽくしたそうだ。

 つまり、ユートピアは前世の大都会みたいなところに違いない。


 幸先の良いスタートが切れなかったのを慰めるために、潤沢な資金力でクレープを買う。

 くじけそうな心には、バニラの甘さがよく効く。


「ショック受けすぎだろ」

「だって! 知らない人に声かけるだけでも私には負担が大きすぎて……」

「人見知りはどうやっても治らないんだな……とはいえ想定の範囲内だろう。さっさと食べてルナと合流するぞ」


 私はたっぷり時間をかけて味わいつくした後に、バスで東区に移動する。

 アパートに戻ると、既にルナちゃんが戻っていた。


「ルナちゃん!」

「あっ、おかえりなさい王子様。こっちはダメだった。船は全部戦争に使うから運行は無期限停止だって……そっちは?」

「トンネルが崩落して復旧には時間がかかるって……」

「となると、残る手段は……徒歩か」


 いーやいやいやいや、それはない。それはダメです。

 西にある山脈はかなり過酷な場所らしい。

 生き物どころか草花を見かけることさえ稀。だからか出現するモンスターも強大で、人間に敵対しているものばかり。

 それを抜きにしても、吹き荒ぶ突風や足場の悪さで転落しかねない非常に危険な場所というのが常識。しかも距離が結構ある。

 いくら理想があるとはいえ、か弱い少女三人と妖精一匹が足を踏み入れていい場所ではないことは分かる。

 終わった、完全に手詰まりだ……というわけではない。


「あるいは……最後の手段」


 そう、私たちには最後の手段がある。

 それはアルカ王に相談すること。

 具体的に言うと、戦争に参加する代わりに船に乗せて貰い、山脈を越える。


 ただそうすると、アルカ王に色々と説明しないといけなくなる。

 行き先とその理由。敵の本拠地がそこかもしれないなんて話をしたら、こっちが勝手に動くことを許してはくれないかもしれない。

 なんていったって戦争に関わること。私たちの都合だけにあわせてくれるとは思えない。


「どうしよっかなぁ……ところで彩花さんはなんて?」

「やっぱりダメだってさ。あの花屋、イリスがどうなってもいいみたいよ」

「言い方が悪すぎる……彩花さんには彩花さんの理想があるから、仕方ないよ」


 にしても、どうしよう。本当に手段がない。やっぱり徒歩? 登山? 女の子だけで?


「すいませんイリスさん。少しよろしいですか?」


 ノックと共に聞こえてきた声は、椿さんだ。


「あっ、はい。ちょっと待っててください」


 早足で向かって扉を開けると、そこにはスーツでピシっと決めた椿さんの姿があった。


「な、なんでしょうか」

「本当なら回覧板を回すんですが、住人が居ないので直接伝えようと思いまして。魑魅魍魎の被害件数が増えています。出来る限り二人以上で行動するようにしてください。まあその様子なら大丈夫でしょう」

「あはは……」

「では、私はこれで」

「あ、あの! ちょっと聞きたいことがあって」


 思わず引き止めてしまった。

 ちょっと驚いた様子だったけど、綺麗な微笑を見せてくれた。


「何かありましたか?」

「あの、山脈の向こうに行ってみたいんですけど、何か方法ありませんか?」

「……この戦時にですか?」


 うっ、やっぱり疑われるよね……。

 でも、今この状況で相談できそうな人はもう椿さんくらいしか思い当たらないから。

 ここは一か八かで、攻めるしかなかった。


「まあ、理想を磨くのに時と場所は関係ないですからね。詮索はしないので安心してください」


 なんとなく察されてるみたいだ。


「そうですね……ここから南に行った所に港町があるのは知ってますか?」

「そういえばそんな聞いたことがあるような、無いような」

「海上を移動する傭兵の国、大きな機械島の理想郷……ネオアトランティスがこちらに人材を派遣するためにこちらに寄るようです。あと非戦闘員の避難場所としても使われます」


 アトランティス……海底にある都市の名前だっけ? 割と聞くけど詳しくは知らないもののお手本みたいだ。


「アトランティスがここを離れた後に、山脈の向こうにあるガンダーラに寄る予定らしいので。それで行けると思いますよ」

「なるほどー」


 空の船旅をした後に、本来の船旅をすることになった。


「ありがとうございます、椿さん」

「私としては、むしろ貴女にも参戦して欲しかったのですけどね」

「椿さんは避難とかしないんですか?」

「私は、一応公務員なので。やるべきことはたくさんありますから」


 たぶん、こういうところで椿さんは損をするんだろうなぁ。

 椿さんが今度こそ理想の男性と出会えることを祈りながら、私たちは冒険の旅に出る支度を始めた。





 アルカディアから馬車で南に下る。

 ゆらりゆらり、本当に戦時なのかって思うほどに穏やか。

 遥か広がる緑の平原、小高い丘を登って進む。


「どんなところなんだろうね」

「港町というから船のあるところだろう。」


「お、おおっ! 青っ! 白っ!」

「本当だ……まるで夏の空を飛んでるみたい」


 遠く深く、鮮やかな青の大海原。

 白く清く、きらめく白の街並み。

 雲の上の都市みたいで、幻想的だ。


「……地中海? 目が日焼けしそうだ」

「う、海だー!」

「うーみーだー!」


 すごいすごい。本物の地中海……に限り無く近い海!

 こんなに綺麗な海の景色、ネット画像でしか見たこと無い!


 さすがの私もテンションの急上昇が抑えられない。


「こうなったらもう泳ぐしかないよね!」

「えっ、でも水着持ってきてないよ?」

「……あ」


 見る見るうちにルナちゃんが小さくなっていく。

 でもしょうがない。まさかこんなに綺麗な海だとは思わなかったから……というか泳ぐのが今回の目的ではないから、ヴァルハラで買った水着はアパートの押入れの中にしまってある。

 

「ご、ごめんねルナちゃん!」

「……ううん、大丈夫。戦争が終わればまた来れるよね」


 まるで幼くも可愛らしい少女みたいなことを言い出して……少女だった。

 とはいえ、ルナちゃんの言うとおり、今回は旅行じゃない。

 この戦争をなんとかするために、神無月さんを助けるために、ファンタちゃんの望みを叶えないと。


 私たちは馬車から降りて、港町の地に立つ。


「まだアトランティスは来てないのかな」

「さて、どうしたものか……」

「とりあえずご飯! おなかすいた!」


 ということで、とりあえずご飯を食べることにした。





 シーフードカレー、海鮮サラダ、魚介のパスタにフライに天ぷら。お刺身とお寿司。

 さすが海辺。海の幸は色とりどりの宝石みたいに料理を彩る。

 思う存分味わいつくした私たちは、ジュースを片手にこれからの方針を考える。


「とりあえず、アトランティスからガンダーラっていうところに行って、そこから北上していけば無何有郷なんだよね?」

「そう。ここから西にあるガンダーラ、そこから北上して無何有。そこまで行けば神無月の居場所も分かる」

「便利だなぁ」


 素直に感心してしまった。するとアヤメが顔を寄せて耳打ちしてきた。


「もう少し警戒した方がいいんじゃないのか。あまりにも都合が良すぎる」

「でも今から警戒してもよく分からなくなるだけだと思うし……」

「とりあえずアトランティスが来るまでは海沿いの綺麗な街でバカンスを楽しめるってことね!?」


 遠慮のないルナちゃんは外見年齢相応に瞳を煌かせ、体を弾ませて、心をときめかせていた。

 ここまでキラキラされたら、ダメですとは言えないよね。


 ……実は私もそうしたいと思ってた。


「やっぱり女の子は色々と物入りだものね! ショッピングよ王子様!」

「アヤメも、色々と道具を見てみたいと思わない? 新しいナイフとか」

「私はお前の殺意。余所者の創作物を握っても意味はないが……まあいい」


 決まりだ。まずは初めての街を隅々まで探検する。

 せっかくの旅なのだから、貴重な機会を大事に使おう。


 私たちは店を出て、とりあえず服屋さん……ではなく、観光案内所で情報を集めた。

 アトランティスの到着は明日らしい。

 つまり明日までに必要なアイテムを買い揃えて、この街を楽しまなきゃいけない。

 忙しないけど、これも旅なりの醍醐味なのかもしれない。


 次にアイテム屋さん。

 この世界にもゲームみたいにアイテムがある。

 それは本当に塗るだけで少しの傷ならすぐ治る傷薬とか、飲むと魔力が回復する魔法薬とか、状態異常を治療する飲み薬とか。

 体力回復と魔力回復の効果が付与された一回限りのテント。使ったら燃料になる。


 色々なメーカー、色々なアイテム。

 それぞれのデザインと効能、特色が宝石みたいにキラキラしている。


「見てアヤメ、この傷薬はミネラルの力で効能が三割増なんだって!」

「いや、これは……お前は回復出来るんだから、必要なのは魔力回復だ」

「魔力回復……じゃあ、こういうの?」


 可愛らしい兎のイラストロゴが入った綺麗な青い瓶。

 魔力を回復させる……正確には肉体の魔力を生産する機能を活発化、促進させる薬品。ミント味。


「安価だが、一番商品スペースが広く取られている所を見るとメジャーで人気な商品なんだろう」

「じゃあこれにしよう。いっぱい買い溜めしておかなきゃ」


 テントを5セット、魔力回復の薬を10本買った。

 それでも歩き回るには少し重かったから宿屋を見つけて荷物を置いて、またショッピングに戻った。


 ガラスの向こうに様々な宝石が鎮座する宝石屋さんに、ルナちゃんが目を向けた。


「見てみて王子様! 宝石がこんなにいっぱい!」

「宝石屋さんかぁ。海沿いだからか真珠が多いね」

「真珠?」

「この白っぽい玉のことだよ」


 するとルナちゃんはこちらをじっと見つめてきた。

 可愛い。かわいいけどあんまり見られると照れる。


「じゃあね……この青いのは?」

「真っ青なのはサファイア。深みのある青は吸い込まれてしまいそうだね」

「じゃあこっちの青いのは?」

「鮮やかな青はブルートパーズ。透き通ってるけどしっかり色がついてるね」

「じゃあこっち!」

「爽やかな水色はアクアマリン」

「ならこれ!」

「青緑はトルマリンかな。なんとなくだけど」


 またルナちゃんはまじまじとこっちを見てくる。

 すると愛らしく小首をかしげたのだった。


「なんで分かるの?」

「なんでだろう……私は宝石好きだけど鑑定士ではないし……」


 理想の力によるものなのだろうか。

 確かに宝石は大好きだ。でも目利きなんてしたことないし出来たこともない。

 私はあんまり種類とかはあまり気にしなくて、綺麗ならそれでいいと思ってる。

 種類や意味を気にするのは、贈り物をする時とか限られた場合のときだけだ。


 でもこの世界では見た宝石がなんなのかが分かる。

 それはまったく同じ色の、まったく同じ形の石でも見分けがつきそうなくらいだ。


「お前が石に意味と力を与え、石はそれに応えて輝く。そんな関係が理想の力で成り立ってるんじゃないか?」

「そう、なのかな? すごいねアヤメ。分かるの?」

「ごめん、適当に言っただけだ」


 珍しいアヤメの冗談にびっくりしながら、私たちは次の店を見て回る。


「宝石買わないの?」

「自分で作ればいいしね。それに私が求めてる石はもっと特別な意味あるものなんだよ。ルナちゃんと交換したみたいなね」

「なるほど……えへへぇ」


 ルナちゃんがべったりくっついてきた。可愛い。

 しっかり腕に組み付いて、柔らかな感触が非常によろしいですね。


「じゃあ王子様、次はどうしようか!」

「そろそろアヤメの武器を見に行こう」

「必要ないんだがな……」


 アヤメは買い物の楽しさを知らない。必要なものにしか興味がなくて、それ以外にはまるで無関心。

 もうちょっと遊び心っていうのを知ったほうがいいような気がする。


「私がアヤメの為に作ってあげられるかもしれないし、まったくの無駄ってことにはならないと思うよ?」

「分かった分かった……とりあえず私も付いていけばいいんだな」


 そして立ち寄る武器屋さん。

 ナイフにも色々ある。両刃のダガー、片刃で背にノコギリが付いたサバイバル、先端が大きいマシェット、刀みたいなフィレ……見本が展示されてるのはありがたい。

 アヤメが使っているのは私がオニキスで創ったナイフで、本当にシンプルな片刃のものだ。


 この一覧の中だと……ドロップポイント?が一番近いかな。ほとんど違いが分からないけど。


「アヤメ、好きな形ある?」

「私の切れ味は殺意次第だ。刃の形状なんてどれでも……」

「これ! これがいいと思うよ!」


 ルナちゃんが喜々とした表情で持ってきたのは、確かに良く切れそうなそこまで長くない刃物だった。

 でもこれは……。


「それ刺身包丁だぞ」

「えー、いーじゃんこれで。鞘もついてるよ。刃物ならなんでもいいんでしょ?」

「そりゃそうだが……」

「それはダメだよ」


 自分でも驚くくらい語調が強くなった。

 二人も唐突すぎてびっくりしたのか私を見た。私もびっくりだ。


「でもさすがにそれはダメだよ。アヤメはコックさんじゃないんだから」

「そ、そうよね……え、選びなおしてくるね?」

「イリス、どうした。なんかいきなり見たこと無いくらい冷たくて怖い顔してるが……?」

「アヤメは私の理想なんだから、ちゃんとそこはブレちゃだめだよ」

「そういえば、その通りだな。うん。だから機嫌を治してくれ」


 そう言われて、ようやく自分がむかむかしていることに気付いた。

 そっか、私は内心ちょっと怒っていたんだ。何に対してかは、ちょっとよく分からないけど。


「ううん、ごめんねアヤメ。なんか変だね。疲れてるのかな……」

「ねぇ! これなんかどう!」

「カッターナイフは武器ではない」

「替え刃もあるよ!」

「ぷふっ……」


 さすがにカッターナイフを振るうアヤメはシュールだ。

 ん、替え刃?


「あ、そうだ。アヤメ、踏み込みばっかりじゃ危ないから投げナイフとかどう?」


 船の上での戦闘ではヒヤヒヤした。

 これから、もしかしたら私の魔法が無効化されることもあるかもしれない。

 アヤメより速い相手、巧妙な罠を仕掛ける相手がくるかもしれない。

 そんな時、攻撃手段が接近戦だけじゃ危なっかしくてさせられない。


 そのための投げナイフ。ナイフというリーチの短い武器で、遠くの敵を遠いままに攻撃するナイフ使いの手段。


「どのデザインがいい? それを買って、なんとか脳内モデリングするから」

「なるほど。投擲ナイフか……なら投擲用のナイフの方がいいな」

「アヤメー! この持ち手が変なナイフでいいんじゃなーい!」

「アイツいい加減にしてくれないかな……ん?」


 よく見ると、ルナちゃんの手には平たい刃物があった。

 他のナイフとは違って柄がなくて、お尻のほうに穴が開いてる。

 剣身は広く、刃の形状は湾曲している。切っ先鋭く、長さはほどほど。


「それ、いいな」

「えっ!?」

「他にも欲しい」


 そして買ったのは投擲ナイフ、十字の手裏剣、針みたいに細めのくない。


「忍者みたいな装備になったね」

「ついでにまきびしも試してみるか。毒を塗ったまきびしを巻けば敵の牽制に、追っ手の足止めも出来る」

「ぶ、物騒だね」


 ちなみに毒を有する宝石と言うのもあるにはある。

 タンバンという綺麗な青い石は水に溶けやすく、銅が濃い。

 タンバンの破片をまきびしにして、足に深く突き刺さればきっとすごい凶器だ。


 あちこち店を回って、日も暮れてきた。


「そろそろ帰ろっか?」

「そうだな。明日にはアトランティスに乗り込んで、また忙しくなる」

「えーっ! まだいっぱい買い物したいのにー!」

「これ以上何を買うつもりだ……」


 ルナちゃんは基本的に無限に再生するし、普通の人より頑丈だし力もある。

 魔力で自分の肉体を強化したり、体を自在に変化させたり、強烈な心象イメージを現実に投影して星を落したり出来る。

 五体が武器みたいなものだし、復活できるなら防具も要らない。

 そこだけはユートピアの、あの狂った博士の賜物だ。


 月の光、星の輝きこそルナちゃんの魔法。この世界で言うならば理想の力。

 そう、この世界では自由に魔法が使えるわけじゃない。

 私や彩花さんみたいに使える魔法が限られたり、アヤメみたいに殺意を力に変えるものだったり。

 魔法っぽくて魔法じゃなかったり、魔法っぽいのに魔法ではなかったりするのです。


 宿へと戻る道すがら、水平線に沈みかけた夕陽がとても綺麗で、ふと思った。


「海の見える景色を拝める優雅なホテルに一泊か。我が友ながらえらいリッチな生活になったなぁ」

「本当だよね、ちょっと怖くなってくるよ……貧乏に逆戻りしたときが」

「私は王子様と一緒なら貧乏でもへっちゃらよ!」


 一度贅沢を覚えると大変だからなぁ。

 炬燵を知ってしまった人がその虜になるように……。


「夜ご飯って出るんだっけ? バイキングだといいなー」

「海の幸がたくさん食べれるといいね。あれ、アヤメどうしたの?」


 十字路の手前でアヤメが立ち止まった。

 振り返ると、すごく真剣で怖い顔をしていた。


「なんだ、この……違う、でもこれほどの……」

「ど、どいてぇ! どいてくださーい!」


 瞬間、アヤメと景色が引っくり返った。

 激しい衝撃の後に、この世界で何度か味わった浮遊感が来て、私は……。

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