第7話 長い長い昔話の終了
「ん...うん」
私は目が覚めた。どうやらここは、保健室らしい。
どうやら頭痛はおさまったようだった。
あの古臭い不良3人組はどうなったのだろうか?
起き上がってみると、そこには本を読んでる中島君がいた。
「おっ目が覚めたか?」
中島君の顔は間近でみると、イケメンだった。
「うん、それよりさっきの不良は?」
「あの後、俺の友達が先生を呼んできてくれたから見事に現行犯逮捕だ」
「へ~良かった。あの人たち何なの?」
「あいつらは3年生の連中で、2年生の終り頃からふざけはじめて最近では1年生の女子にナンパしまくってるらしいんだ」
「そんな、最低なことを...ねぇそれよりもしかして、私が倒れてからずっと保健室にいたの?」
ふと、腕時計に目をやるとさっきの事件から1時間たっていた。
「そうだ、君が倒れたから保健室に連れて行ったら保健の先生がいなくてさ。びっくりしたよ。だから仕方なく、君をベットに寝かせて先生が来るまで本を読んで待っていようかと」
「まさか、授業をさぼって私についててくれたの?」
「まあな、さすがに具合が悪くて寝てる女の子を一人にしておくわけにはいかないし、なにより俺は勉強が嫌いなんだ。馬鹿だしな」
「じゃあなんで、この学校受かったのよ?」
「さぁ?ところで君はなんていう名前なんだ?」
どうやら中島君は思ったよりも面白い人みたいだ。
「私は2組佐伯咲。よろしく」
「俺は3組の学級委員長の中島紘だ。よろしく」
「バカなのに学級委員長なの?なんで?」
「別に、いいだろやりたかったんだよ」
そのあと私たちは、仲良くなった。
そしていつしか私は紘君のことが好きになっていた。
***
「なが~い‼‼‼‼‼ちょっ長すぎだろ!どんだけ長いんだこの話は?不良から助けてもらってその上保健室で看病してくれたから好きになったんだ。でいいじゃね~か~‼」
俺は思ったことを言い放った。
「好きになった理由を知りたいって言ったのはそっちでしょ?私は悪くないよ」
「まぁ、確かにそうだけどさ…
てか、お前その時に紘好きになったの?その話俺も活躍してんじゃん」
「神谷君の活躍なんて紘君の活躍と比べたらなんでもないことよ」
なんてやつだ。
「まぁまぁ、そのくらいにしときなよ。咲は、中島くんが好きで好きでしょうがないんだよ」
「そうだな。佐伯は紘が、好きでしょうがないもんな」
「嫌い、では、なくて、いやぁ、その、あのまぁ好きです…けどね」
「お~ヒューヒュー」
佐伯がおかしな日本語で紘のことを好きと認めた瞬間、小雪のテンションは最高に高くなっていた。
ただ、からかい方が幼稚すぎる...
『キーンコーンカーンコーン』
「あっ予冷が鳴った。教室帰らないとな」
俺がそういうと小雪が
「別に授業さぼってもいいじゃん!このまま、咲をいじり続けようよ~?」
「アホかお前は」
俺は小雪の頭をたたいた。
「いった~い!雄大はやさしさが足りないね」
「うるせい」
こうして、佐伯に紘とのデートの話を告げることに成功したのであった。
続く