第4話 佐伯咲
翌日、今日は昨日の快晴とは打って変わって大雨だった。
昨日の帰りにあんなくらい会話をしてしまったからだろうか?
現在午前中の授業が終わり昼休みである。
普段は紘とかと屋上で食べているのだが、今日は雨なのでそれができない残念である。
俺は雨が嫌いだ。雨が降るとダークな気持ちになる。
とそんなことを考えていると小雪がこっちにやってきた。
昨日の帰りとは違い笑顔だ。やはり小雪は笑顔のほうがいいな。
「雄大、咲にデートのこと伝えに行くよ!」
「いってらっしゃい」
俺はなるべく爽やかにそして笑顔でいった。しかし小雪には通用しなかった。
「雄大も行くんだよ‼‼‼行かなきゃ殴るからね」
うわ、怖い、是非笑顔で殴るとか言わないでほしいな~
「はい、すいません。喜んでお供させていただきます」
「それでよろしい」
あ~怖かった。
「俺まだ昼食ってないんだけど」
「私もだよ」
「じゃあ食べ終わってからでいいじゃん」
「いやいやいや、食堂で一緒にご飯食べる約束してるのいきましょ」
仕事がはやいな。
「じゃあせっかくだから、紘も誘おうぜ」
「それはだめなのだよ、ワトソンくん」
なんか、急にホームズになりやがった。なんだこいつ。
「なぜですか?」
仕方ないから少しのってみることにした。
「私たちは今から咲君に、中島くんのことをどう思っているのか詳しく聞きに行くのだよ」
「おいおい、佐伯がそんなべちゃくちゃしゃべるわけないだろ、お前だけならまだしも俺が行ったら絶対何も言わねーよ」
「それでも行くの」
もはや一度言い出してしまったので、いくしかないな...
めんどくさ
数分後
俺と小雪は食堂についた。
食堂の一番端の席には、すでに佐伯が座っており小雪に手を振っていた。
とりあえず、その席まで行った。
この学校はお昼を買うこともできるが、俺も小雪も佐伯も弁当だった。
「ごめん咲、遅くなっちゃった」
「全然いいよ」
「悪いな、なんか俺まで来ちゃって」
「別にいいよ、3人で食べよ」
「小雪それで、話って何?」
「咲って中島くんのどこが好きなの?」
「えっ?」
佐伯はびっくりしていた。
そりゃそうだ、いきなりふざけた質問するんだもん。こいつは馬鹿なのか?
「だから~咲は中島くんのどこが好きなの?」
「お前は馬鹿か!そんな質問して答えるやつがこの世にいてたまるか」
「神谷君の言うとおりだよ、突然どうしたの突然?」
「実は、かくかくしかじかいぬいぬねこねこなんだ」
俺は今までのことを順をおって話した。まぁ紘に告白を無理くりさせようとしたこととかは言ってないけど
「なるほどね。理由は分かったけどそんないきなり言われても...私も確かに紘君と付き合えたらな~って思うけどね、ふられたときのことを考えるとこわくて」
俺は先ほどの説明で、紘が佐伯のことが好きということを、言っていなかった。
ここで、両想いだと知らせることもできるが、やはり両想いだということは、自分たちでしっかりわかってほしいと思ったからだ。
続く