月歌
蒼い月
冴え渡る光
魂に語りかける音
誰かの涙
吸い込んだ空気は
私を突き刺して止まない
全ては泡沫の彼方
月のみぞ知る
今はいない友
空いた隣席
答えぬ声
返せぬ答え
流れる涙は
私を責めて止まない
全ては空の向こう
月のみぞ知る
なぜあの時ああしなかったのかだとか
なぜあの時ああ言ってしまったのかだとか
それは人が負う業のようなもの
流れ落ちる赤
剣呑な身体
月に求める答え
心のままに
触れる音は
私を魂を浄化する
夢の波の先
月のみぞ知る真実