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シリーズ外短編

文節

作者: 榎本あきな

文節って覚えにくくないですか?


にくいですよね?にくいですよね?


そんなこんなで自分に蒼が説明してくれた文節の物語です。


一応「文節」なので文学にしました。


それでわ↓


「文節って、覚えやすい方法ないかな?」


「説明しよう!!」


「おぅっ…、いきなりなんだよ…」


「文節を説明してあげよう(上から目線)」


「ちょっとムカつくけど…了解」


「じゃあ始めるよ。あるところに――――」







あるところに、主語さんと述語さんがいました。


二人は、崖っぷちでした。


「いきなり崖っぷち!?」

「はいはい。黙ってねー」


主語さんと述語さんの間には接続さんがいました。


それはまるで…崖と崖にかけられた梯子のようでした。


主語さんが崖をつかみ、接続さんが主語さんの足をつかみ、


述語さんが接続さんの足をつかみ自分の足を崖にかける。


梯子といわずになんというでしょう?


「橋じゃね?」

「………」

「スルー!?」


崖の安全な所には、独立さんがいます。


独立さんは安全な所にいるため、主語さんの手を踏む事なんか容易にできます。


ですが踏めません。


なぜか?それは主語さんが独立さんの上司だからです。


「部下上司の関係だったんだ…。そりゃ蹴っちゃいかんよな。それで?」

「それでね―――」


接続さんと述語さんの間には修飾さんがいます。


修飾さんはもっと梯子の段数を細かくする役割です。


接続さんと修飾さんの間には被修飾さんがいます。


修飾さんがもっと細かくしたのをもっともっと細かくする役割です。


「へ~。そうなんだ」

「ここでみんなの関係を説明しよう」

「え、いらなくね?」

「独立さんは―――」

「問答無用で始まった!?」


独立さんは………ひとりぼっちです。


「いきなりのボッチ発言キターー!?」

「独立語だからね」

「うん……。なんかかわいそうだね…」


そして………独身です。


独立語ですから。


「……ガンバッ☆……」


誰か結婚してあげてください。


接続さんと述語さん、主語さんは仲良しです。


ちなみに、述語さんは女性です。


ですが、独立さんに気はありません。


むしろ独立さんを避けています。


「独立ェ……」

「続けるよ」


主語さんは友達がいっぱいです。


「独立さんも友達?」

「ボッチといったろうに」


ですが独立さんだけは違います。


むしろめちゃくちゃ嫌いです。


ゴミ虫を噛み潰した時の様な顔をするくらい嫌いです。


あれ?目から汗流してどうしたの?独立さん(笑)


「どんな顔!?そして汗じゃなくて涙だから!な・み・だ!!」

「独立さんはボッチだからね」

「ボッチにもほどがあるから!!」


あの影が薄い被修飾さんも嫌いです。


「もうほんとかわいそうだな!!」


みんなの嫌われ者。その名も…ドクリツ!!


「スパイダーマッ!!みたいに言うなし!」


あれ?頭抱えて蹲ってどうしちゃったの?独立さん(笑)


「あぁ…いじめるから…。いつか引篭もりになるんじゃないか?」


それでは、今週の特番「it 文節」を終わりたいと思います。


「えぇ!?特番だったの!?」


それでは、また特集があったらお会いしましょう


あれ?orzになってどうしたの?独立さん(笑)


「独立さん……」








                               つづく」

「続くのっ!?」

続きません。絶対続きません。


続かない自信があります。


なので最後の言葉は関係ありません。




独立ェ…

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