ルール説明
GW中に一本あげないといけないと・・・
目が覚めたとき、俺は状況が理解できなかった。
まず俺の状況の整理をしよう。
俺こと王寺輝幸は確か学校から帰る途中だった。
その時に俺はたしかコンビニに寄り道して雑誌を買ったはず。
コンビニから出て、そのあとの記憶がない。
で、今俺はここにいる。
ここはどこだ?
俺は黒い柱みたいなものに固定されている。
俺の周りにも同じようなものがある。
前の柱の形は・・・ポーン?
右の柱はビショップか?
そして左はクイーンということは・・・。
俺はキングか!
クイーンには姫川、ビショップには将也が固定されていた。
気を失っていて、ぐったりしていた。
「おい姫川!将也!起きろ!」
何回か呼びかけていると、将也が気がついた。
「ん?あぁ、輝幸かぁ。・・・あぁ!?んだよこれっ!おい輝幸ぃ説明しろ!」
「俺もわかんねぇよ。気がついたらここに縛りつけられてたんだ。今はじっとしてるんだ。」
その時に、上にあったモニターにチェス盤が映しだされた。
『みなさーん。起きてくださーい。ゲームが始まりますよー。』
みなさん?まさかモニターに映しだされているのは今この状況なのか!?そしてこの駒すべてに人がくくりつけられてるのか!
『はい。皆さん起きましたねー。じゃあ点呼とるから元気よく返事をしてねー。王寺輝幸ぃー』
急に呼ばれた俺は、「えぇ!?あっはい。」腑抜けた返事をしてしまった。
『ちゃんと返事してくださいねー。次ぃー姫川弥生!』
「はい・・・」
気が弱い姫川は弱々しい返事をしてた。
『なんですかぁーこの部活はぁー。みんなやる気がないですねぇー。』
この部活!?まさか16の駒全部チェス部の16人なのか!?
『面倒だからいっぺんに言うぞぉー。間将也、城ヶ崎文、工藤悠騎、天城葵、矢車千次、瑪瑙瑠華、その他ポーンの1年なぁー。』
まじかよ・・・一体どうなってんだ!?
『ルール説明するからな。1回しか言わないからちゃんと聞けよぉー』
ルール説明?最初に言ってたゲームってなんだ?
『君達にはチェスをやってもらいます。ルールはほとんど変わりませんが、3つほどルールが違いまーす。1つ目は君達が駒ね。2つ目は順番ね。1年の麻野、木原、寺沢、如月、林、神崎、篠原、九重、2年の天城、矢車、瑪瑙、3年の間、城ヶ崎、工藤、副部長の姫川、そして部長の王寺の順番なぁ。3つ目ぇ、駒がとられた場合その駒の人は死ぬからぁ。1ターン10分の時間制限。時間制限を過ぎたら強制的に負けで全員に死んでもらいます。キングをとられても全員に死んでもらうんで。質問ある?ないね?じゃあスタート!』
モニターにカウントダウンタイマーが映しだされ、静寂が広がった。
これ書き上げられる自信がない・・・