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2日目の朝(ツァールト視点)

またまたまたまた見てくれて!

ありがとうございます!

鳥のさえずりが聞こえる

窓から朝日が差し込み、ツァールトの顔を照らす

「ん…朝か…」

ツァールトは、自分の部屋で本を読んでいて、そのまま寝てしまっていた様だ…

周りには色々な本が散らばっており魔物が描いた本もあれば人間が描いた本もある

「ふぅ…本を読んでたら寝てしまっていたのか…そのせいか体が痛いな…」

ツァールトは独り言をつぶやきながら起き上がる

起き上がった後、タンスから服を取り出す

タンスの中には魔王城から持ってきた服が沢山ある

豪華なものもあれば、貧相なものまである

人間世界で生きる事も想定したと思われるタンスの中身だ

ツァールトは服を選び、着替える

「ふむ…我ながら似合ってるではないか…」

ツァールトは少し間を置いたあと呟く

「魔王城では側近が選んでいたからな…」

ツァールトは洗面台に向かう

洗面台には壁に掛かった鏡がありツァールトの顔を映し出す

その顔は何とも言えない顔でツァールト自身を見つめてくる

ツァールトは顔を洗い、歯磨きをする

(今日はスライムが宿を発つな…また客が来ない可能性があるからあいつ(サーシャ)はがっかりするだろうな…)

そんな事を思いながら歯磨きを終えて部屋を出る

食堂に向かいながら今日の朝ご飯のメニューを考える

(今日は…バニーコーンのシチューとコカトリスの目玉焼き…あとはパンにしておくか…)

食堂に付くとツァールトはエプロンを付け手を洗う

材料を取り出し調理を開始する

ツァールトは薪を釜戸(かまど)の中に入れると魔力を手に溜め魔法を唱える

「フラム!」

すると炎が釜戸の中の薪につく

薪は火がつくと釜戸を高温で温め始める

ツァールトは火がついたことを確認すると鍋に水を入れ、フライパンと一緒に釜戸の上に置き放置する

その間、ツァールトはシチューの材料を切っていく

(バニーコーンの肉は筋が多いいから一口サイズに切る…そして少し叩き柔らかくする…その次に塩と胡椒で下味をつける…そしてルークとモルコーフも一口サイズに切る…これでシチューは良し…)

鍋の水がグツグツと泡立って来た時、バニーコーンの肉を先に入れその後に野菜たちを入れていく

そしてサーシャが人間の街で買ってきたシチューの調味料を適度に入れ少しかき混ぜたあと鍋に蓋をする

(よし…次はコカトリスの目玉焼きだな…)

ツァールトは保存庫からコカトリスの卵を取り出す

そのサイズは鶏の卵の約10倍にもなる

ツァールトは魔法で卵を浮かせながら調理場に戻る

熱々のフライパンに油をひくとコカトリスの卵を割ってフライパンに投下する

いくつかの卵黄が出てくると卵白が周りを包み込む

卵白はフライパンの熱でどんどん白くなっていく

ツァールトは、いい感じの所で目玉焼きを大きな皿に移す

その時、シチューもグツグツと音を立てていた

ツァールトはシチュー皿にシチューを注ぎ込む

そして余っていたパンを適度なサイズに切る

すると食堂の扉が開きサーシャの声がする

「朝ご飯できた〜…?」

「あぁ出来たぞ…早く席に着け」



2日目の朝

ツァールトの視点で描かれた朝ですが…魔王で周りのことを色々な人にしてもらっていたツァールトも魔王城から離れると一人で何でもできちゃうんですね

ツァールト(魔王)が作った朝ご飯…普通に食べてみたい!

ではでは…次回で会いましょう

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