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開業

新しいやつも見てくださり

ありがとうございます!

「サーシャ!ちゃんと隅々まで掃除しろよ?」

「うっせぇな…分かってるよ!今日が初めての営業なんだ!ちゃんとしないと示しが付かねぇよ…」

ツァールトとサーシャは何やら緊張しているようだ

そりゃそうだ…だって今日が初めての営業だもん!

綺麗な湖が見え…自然豊か…泊まれる所もあり…争う事もない…まさに良い立地、良い環境なのだが…

営業する奴がどっちもド素人!

朝からドタバタ大忙し…大変そうですねぇ…


・数時間後


「よし準備オッケー…ミッテルロジー…開業だ!」

サーシャの大きな声が森に響き渡る

ツァールトは張り切ってるサーシャの姿を見て呆れながらも同感の意思を示す

サーシャは今か今かとチラチラ外を見て客を待っていた

その時、ふとサーシャはツァールトの方を見る

「そう言えば、ツァールト…その角とか羽どうにかしないと私以外の人間に正体バレちゃうよ?」

ツァールトは少し黙ったあと自分に魔法をかける

ツァールトの角や羽は徐々になくなっていき魔王の面影はない…どこにでもいる魔物にそっくりだ

「ブフォー!!あはははッ!今のお前ッ…魔王の面影なくなりすぎだろ!」

「うるさい…黙れ」

サーシャに舐められながらもツァールトはカウンターの椅子に座って待つ


・数時間後


「客が…来ない…」

椅子に座りテーブルに顔を突伏しているサーシャが呟く

「そりゃそうだ…今日、開業したばかりの宿なんだ

誰かいきなり来たほうが怖いだろ…」

ツァールトが正論で言い返すとサーシャは頬を膨らませ机に顔を突伏したままツァールトの方を見る

「むぅ〜…だってだってぇ〜…理想は魔物も人間も来て楽しく泊まってくれて…それで…それで…あれ?それからどうするんだっけ?」

「相変わらず適当なのだな…」

サーシャはムッとした顔をしてツァールトに詰め寄る

「ならお前は何か考えがあるんですかぁ〜?」

「ない」

ツァールトは即答で答える

サーシャは怒った様にツァールトの頭を何度も叩く

「お前も!私と同じなのに!バカにしやがって!

このこの!」

「やめろ…お前の力では我に傷一つ付けられん」

「うっせぇ!バカ!分かってるよ!憂さ晴らしだ!」

ついに開業したミッテルロジーだが全く客が来ない

そりゃそうだ…だって誰にも伝えてない誰も寄り付かないような森の中なのだから…2人の苦労は続くみたいだ


さぁさぁ…ついに開業したミッテルロジーだけど客は来ねぇし2人の仲は、まだまだ知り合い程度…これからどうなるのでしょうねぇ…

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