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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第97話 片道切符

特攻の隠語として有名なのは、「片道切符」ではないだろうか?たった4文字で特攻とはどんなものかと言う事を端的に表していると思う。特攻は零戦等の航空機に片道分の燃料に突入時の衝撃を増す為の大量の爆弾を積み込み出撃するものである。正に片道切符の名前に相応しいものである。当時は御国の為に命を捧げる事は、誉れであり庶民にとっては当たり前の感覚として存在していた。特攻はその考え方の延長にあるものでしかなかった。天皇陛下万歳と言って、死んで行く感覚は当時の日本人にとっては挨拶並に当たり前の感覚であった。その考えに逆行する行為は「非国民」として迫害の対象となった。強大な敵を前にして、国家国民が一眼とならなければいけない事は分からなくもないが、当時の国民の思想が軍部に目をつけられ、特攻と言うおよそ軍事作戦とは逸脱した人命軽視の愚策をさせる、暴走させる事になったのではないかと。そうした念を禁じ得ない訳である。

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