表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

97/121

第96話 VTヒューズ

VT信管は、またの名をマジックヒューズ(VTヒューズ)とも言う。この兵器の開発に、米国はマンハッタン計画と同じ位の額の金をかけたと言われている。ちなみにマンハッタン計画とは原子爆弾の開発計画の事である。ただ、このVTヒューズにも弱点と言うか死角はある。海面スレスレに飛んでくる物体に対しては近接信管が機能しない。ただ、砲弾の先が小型レーダーになっていて、砲弾の周囲何十メートル以内に航空機が侵入すると、その瞬間に信管が炸裂して爆発すると言う、この兵器は当時としては画期的であったし、金をかけただけの戦果は得られた。結局、マリアナ沖海戦では日本海軍は虎の子の空母2隻と航空機300機以上を失う結果となり、小沢治三郎海軍中将のアウトレンジ戦法も、「あ」号作戦も米国空母機動部隊撃滅をする事には至らず、敵わなかったのであった。この時期になると、日米の航空機戦力の差は圧倒的なものとなり、VTヒューズの登場により、特攻の成功率も激しく低下して行く事になる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ