95/121
第94話 マリアナ沖海戦
1944年6月に始まったマリアナ沖海戦では、日本海軍空母機動部隊が、空母5隻、軽空母1隻等を含めた50隻の艦艇に439機もの艦載機に、偵察機及び観測機45機、加えて油槽船と駆逐艦3隻と海防艦4隻が随伴していた。一方の迎え撃つ米国海軍空母機動部隊は、空母7隻、軽空母8隻を含む戦艦7隻と、巡洋艦21隻、駆逐艦69隻と空母艦載機は891機に水上偵察機65機と、およそ日本海軍の倍の戦力で待ち構えていた。日本海軍も旗艦大和や武蔵と言った戦艦を投入していたし、この戦いは日本にとっても米国にとっても負けられない一戦になった事は間違いない。日本側の司令官は小沢治三郎海軍中将で、米国側の司令官は第58機動部隊のマーク・ミッチャー海軍中将であった。結果的に日本側の惨敗で終わり、米国の戦況優位に進む事になる。勿論最低限度のダメージで済んだ米国側の思惑通りに進んでおり、日本側の艦隊は間違いなく全滅を覚悟で戦っていた。




