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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第89話 直掩機

特攻機=直掩機(ちょくえんき)ではない。直掩機とは特攻機が敵戦闘機その他の戦力に撃墜されない為の特攻機を直衛する航空機の事を指す。つまり直掩機は特攻はしない。だからと言って死亡率が低いとは限らない任務である事は確かである。直掩機には熟練のパイロットが選ばれる事が多く、逆に特攻に駆り出されるのは若い大学生あがりや飛行兵が多かった。理由は簡単である。ただ体当たりする技術さえあれば良いからだ。しかし直掩機は違う。敵の攻撃を避けながら尚且つ特攻機を守り抜く。特攻機に傷一つ負わす事なく敵空母及び艦隊に送り届ける必要がある。要するに技量のある者が特攻に回されなかった理由はそこにある。技量のある者を特攻で失うのは直掩機不足に繋がる。技量の少ない若手にすまんが行って貰う。その方が軍としてはメリットが大きい。そう言う考え方しかしなかった。若い人間をいくら死なせても、人命軽視の大本営にとっては赤紙で補充する。そう言う愚かな考え方をしていた。

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