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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第87話 スーサイドボンバー

米英の兵士達は、神風特攻隊の事をスーサイドアタックやスーサイドボンバーと言って恐れをなした。戦闘機に乗って体当たりして来るなど、まともな人間のやる事ではないのだと。スーサイドとは英語で自殺と言う意味がある。日本軍が得意としていた万歳アタック(バンザイ突撃)にも似たような感覚を覚えていたのかも知れない。いずれにしろ、パイロットを後生大事にしてくれる米軍人からしてみれば、カミカゼ(神風特攻隊)は正気の沙汰ではないと感じられていた。爆弾を抱えて突っ込んで行くのは、後にも先にも日本兵しかいなかったと思う。特攻は一度始めてしまえば、特に技術的な問題もなくドンドン送り込めると言う、麻薬の様な中毒性があった。その性質は、やはり通常の軍事作戦とは異質なものであった。スーサイドアタックと言うものは、恐らく本来の正常な軍人が採るべきではない、やってはいけない禁忌なものであるだろう。スーサイドボンバーは人命軽視のなせる愚策であり、これは最早命の無駄遣いと言えるだろう。

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