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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第86話 三段重ね

特攻と言う奇策に対して、初めのうちこそ対応策がなく、手こずっていた米軍だったが、その内慣れてきて特攻に対する免疫力が付いて来た。そこで編み出された作戦の一つが三段重ねの守りである。まず哨戒に航空機を出す。その哨戒機の後ろに艦艇を直衛する航空機を配備する。それらを突破してきた特攻機がいた場合は、対空砲火で撃ち払う。この三段重ね作戦はものすごく効果的であった。体当たりするだけではたかだか航空機一機分の速力と重力でしかない。戦艦や空母と言ったどでかい艦船を大破もしくは、沈没させる為にはどうしても重い爆弾を抱えて体当たりする必要がある。そうなると、零戦に限らず全ての航空機の運動・格闘性能は低下する。そこを戦闘機に狙われたら、ひとたまりもない訳である。仮に戦闘機の二重のバリアを破って来ても、米軍の正確なレーダーと威力抜群の対空砲火で撃ち落とせば良いのである。この米軍の三段重ねの防御網を突破出来る日本軍の航空機は零戦以外にはほぼ無かった。

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