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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第77話 国の為に死ぬ事

「御国の為に」の概念は、戦時下の日本では当たり前の考え方であった。例えそれで戦死する事になっても、それは名誉な事であると送り出す側も、送り出される側もそう思っていた。国家の為に死ぬ事が正当化されてしまう土壌が日本にはあったのである。しかし、その考え方の根本は戦争が軍人の専売特許では無くなった事にあった。国家の総力戦で民間企業から女性まで総動員された。それが太平洋(大東亜)戦争の実態であった。そう言った背景が御国の為に心情を生んでいたのだろう。令和の時代に御国の為に死ぬ事など考えられない事であるが、確かに日本がそう言う考え方を取っていた時代が存在していた事は確かな事であった。御国の為にと言う建前は統治する大本営にとっても便利な言葉で、それがあらぬ方向に行ってしまったものだから、愛国心が暴走してしまい、愚かな緒作戦が生み出されてしまった事は、多いに反省し教訓とせねばならないのである。御国の為に死ぬ事など美徳ではないのだ。

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