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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第68話 孤軍奮闘

孤軍奮闘…。これほどこの言葉が似合う戦闘機は、零戦をおいて他には無いだろう。米軍の新型戦闘機に圧倒されたとは言え、第二次世界大戦開戦から終戦まで、現役で空を駆け回った兵器は零戦以外には見当たらない。その当時間違いなく世界最高水準にあった零戦は、三平や嘉三ら多くの設計者達開発チームの間では、それほど高い評価を受けてはいなかった。日本海軍の目を疑う程の過大要求に応える為、無理に無理を重ねて改良した面が強かったからである。とてもではないが、国運を懸けて開発された兵器とは言えなかった。100メートル走とフルマラソンで両方金メダルを取れ。と言う様な無茶ぶりであったが、工芸品的なデリケートに作られた。その為、量産には不向きだし、パイロットの技量に左右される所が非常に大きい戦闘機になってしまう。零戦が凄かったのは、相当の部分がパイロットの技量にあった。それだけに機体の損失以上に熟練パイロットの喪失は、日本軍にとって手痛いものであったに違いない。

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