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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第65話 攻撃重視の日本

零戦に見られる様に、日本の戦闘機や航空機の多くは機動力・攻撃力に特化した能力を持つものが多い。その点、防御・防弾と言う部分がウィークポイントになり、そこを突かれるとたちどころにやられてしまう弱さがあった。それは時に兵士の人命軽視と言う言葉として表れるものであり、大日本帝国陸海軍の兵器の大部分はその言葉が当てはまる。特攻兵器等は正にその最たるものである。ここまで来ると最早人命軽視等と言うレベルの話ではない。大日本帝国陸海軍のこうした兵器開発の根拠になっているのが、「攻撃は最大の防御なり。」と言う考え方である。クラウゼヴィッツの「戦争は防御から始まる。」と言う考え方とは全く対照的な考え方である。とにかく相手が動く前にけりをつけてしまおう。そう言う中で、奇襲や夜戦を得意としていた日本海軍の特徴が重なり、いつしか攻撃重視の日本と言う虚像が出来上がってしまったのである。その虚像を実像として捉える事が出来なかった為に、遂には国家を亡国と化してしまい、滅亡寸前まで行ってしまったのであった。

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