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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第60話 3つのネバー

昭和17年(1942年)7月にアリューシャン作戦でアクター(ダッチハーバー)に不時着した零戦を手に入れた米軍は、研究・検証した結果3つのしてはならない事。"ネバー"を導き出した。①ゼロと格闘してはならない。②時速300マイル以下でゼロと同じ運動をしてはならない。③低速時に上昇中のゼロを追ってはならない。これら3つのネバーから導き出された戦法こそ、一撃離脱戦法であった。①~③は前項の零戦の弱点を完全に踏襲したものであり、これ以降米軍は水を得た魚の様に零戦包囲網を確立して行く。零戦の後継機を任せられる優秀な戦闘機が作れなかった日本軍に対して、米軍はボートシコルスキーF-4UコルセアやグラマンF6Fヘルキャットと言った零戦の性能を上回る機体を多数即座に実戦投入出来る国家的体力の差がモロに出る形となった。この日米の戦争の勝敗はここで決まってしまうのである。既にこの段階で、日米の戦力差が開いてしまうのだが、米国も日本もやれるところまでやろうと思ってしまった事が、更なる犠牲を生む事になってしまうのである。

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