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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第53話 餓死と言う実態

兵站の項でも書いた通り約112万人もの将兵が餓死していると言う実態があった。これは大日本帝国陸軍が情報・兵站に重きを置いていなかった事もそうなのだが、現場レベルの指揮官への教育もなっていなかった事によるていたらくな所に原因はある。補給も無しに戦えるはずが無いのは明らかで、冷静になって考えれば分かるのだが、机上の計算・空論によって立ち上げられた無謀な作戦のほとんどが働く兵士についてなんにも考慮していない。大本営陸軍参謀本部にとって兵隊は正に消耗品なのであった。人間は1週間何も食わずとも、水さえあれば生きられると言う。餓死をすると言う事は、ジャングルや山の中を1ヶ月かけて通過しようとしている所に1週間分の食料しか持たず、後は現地調達でよろしく。と言う様な無茶が横行していたとしか考えられない。人が餓死すると言うのはそうした愚行が無ければまず起きない。酷い作戦を立案したものだ。その原因は無茶な作戦と知りながら、戦線を拡大してしまった事にある。

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