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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第51話 兵站の重要性

兵站へいたんとは、燃料(ガソリン等)や武器・弾薬と言った物資の補給及び食料など戦争遂行に欠かす事の出来ない物資の補給を専門的に行う部隊の事で、兵站部隊を無視して戦争遂行は出来ない。太平洋戦争(大東亜)戦争の陸軍戦死者約160万人のうち、その70%が飢餓による餓死者であった。その災禍を招いた要因の1つは、この兵站を大本営陸軍参謀本部が軽視していた事にある。「腹が減っては戦はできぬ。」正に文字通りそれそのものなのである。そしてもう一つ大本営陸軍参謀本部が兵站を軽視していたデータがあるので紹介しておく。昭和6年(1931年)以降終戦(1945年)までの14年間に陸軍大学校を卒業した者は1272人いるが兵站を専門とする輜重科しちょうか卒業者はたったの33人であった。この数字からも明らかに兵站を軽視していたと言う何よりの証であり。それでも、現場レベルでは、補給も無しに戦えるかと言っていた指揮官もいない訳では無かったのであった。

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