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第48話 ガダルカナル攻防戦
昭和17年(1942年)8月から昭和18年(1943年)1月に戦われたガダルカナル島の飛行場を巡る戦闘をガダルカナル攻防戦と言うが、大日本帝国陸軍が太平洋(大東亜)戦争で初めて米軍に敗北を喫し、大戦の枢勢を決定付ける一戦となった。5ヶ月間の戦闘で、多数の餓死者を出し、補給の貧弱さがあらわとなったのと共に、ガダルカナル島(ガ島)→餓島と呼ばれる事になった。昭和17年6月のミッドウェー海戦で正規空母4隻を一気に失った日本海軍としても、そのボロ負けした直後と言う事もあり、ガ島決戦では日本陸軍に一矢を報いて欲しかったが、それも叶わずボロ負け。敗戦の坂を一気に転がり落ちてしまう事になる。昭和17年(1942年)6月~昭和18年(1943年)2月と言う期間こそ、日本軍しいては日本にとって、大戦の勝敗を決定付けた重要な期間だった事には違いないだろう。この頃にはアリューシャン列島ダッチハーバーで米軍に回収された零戦の徹底研究も終わっていた。




