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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第46話 二人の悩み

三平と嘉三両氏は海軍からの目を疑う程の過大な要求に、無理に無理を重ねてそれに応えていた事についていて、苦悩していた。航続距離と格闘性能の両立を図る為、零戦はギリギリまでの軽量化を図った。その為に金属のボディに小さな穴を沢山空けるいわゆる肉抜きを行い軽量化した。のだが、作業に手間がかかって大量生産には不向きだった事や、操縦席の背に挟むはずの防弾板を取っ払ってしまい、人名軽視と批判を浴びる事になる。だが、それを決めたのはあくまで海軍の上層部だ。海軍からの要求に対して開発チームの二人が妥協した上での産物であったのである。そして、あまり期待されていなかった零戦が実戦で成果を上げた事で、二人は更に悩んだ。少なくとも名機を作り上げたと言う手応えや意識が二人には無かった為、そんな零戦が活躍しているのは不思議な気持ちであった。二人の悩みは次第に、こんな戦闘機を作ってしまった事に対する後悔へと、変わって行く事になる。

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