表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/121

第38話 鱶(ふか)の餌食

敵なしの戦闘機とは言えども、海上に不時着しようものならたちまち(ふか)の餌食となる。鱶とは(さめ)の事で、日本が主戦場としていた太平洋には広範囲に渡り鱶がいた。鱶は自分よりも大きい物は襲わないと言う習性がある為、不時着してしまったら、パイロットは着ているものを脱ぎ捨てて、ふんどし一丁になり長いふんどしで体を大きく見せろと教わっていた。とは言え、近くに島でもあれば話は別だが、泳げる範囲に島がなければ、鱶にやられるまでもなく、水死する。戦闘機のパイロットにとって水上への不時着は文字通りの死を意味していた。零戦に長大な航続力、航続距離が求められたのは、この広大な太平洋と言う戦場で海上に絶対不時着させない為と言う理由があったと、三平や嘉三ら開発チームは後に語っている。その点に関しては、米国海軍も同じであった。ただ、米国の場合は欧州戦線を重要視していたのと、零戦を越える戦闘機の開発に時間がかかっていたと言うそれだけの理由であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ