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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第36話 大和ホテル

第二次世界大戦当時世界最大最強と言われた戦艦がある。それは戦艦大和である。大和と言えば沖縄水上特攻作戦に出撃するも、悲劇的な最後を遂げた事はあまりにも有名であるが、戦艦大和が大日本帝国海軍の中でもかなり異質な存在であったと言う事を揶揄した言葉がある。それが、大和ホテル(ホテル大和)である。戦艦大和の飯は最高級なものであり、海軍の中でも特上のものであった。まるで5つ星ホテルで提供される様な豪華な食事が出された。だから当時の水兵は最高のステータスである大和の乗員になることを目指した。その大和は登場以来大きな戦果を残す事が出来なかった。まるで大艦巨砲主義を全否定する様な時代遅れと言うレッテルを神様に張られている。そんな感じであった。全長250メートル近くある大艦であっても、戦闘機の護衛が充分に無ければ、満足に任務を果たせない文字通り無用の長物に大和は成り果てていた。明治の健軍以来日本海軍の伝統が軍艦同士の艦隊決戦で勝負を決める。そんな時代はとうに過ぎていたとも知らずノコノコ沖縄に行くから悲劇的な最後を遂げたのである。零戦を使った無駄な特攻ばかりに重きを置いたばかりに、大和の護衛航空機が無くなってしまったのである。

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