表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/121

第25話 特務士官

日本海軍には海軍兵学校、通称海兵を卒業したエリート少尉いわゆる正規士官と、学徒動員で入隊した大学生の少尉、通称予備士官と、下士官や一兵卒から叩き上げで少尉になった特務士官の三種類の少尉(士官)が存在していた。格付け的には海兵出身の正規士官→学生の予備士官→叩き上げの特務士官と言う格付けがあり、折角頑張って少尉になっても特務士官は、それに相応しい待遇が用意されている訳では無かった。日本海軍航空隊のエースや撃墜王のほとんどは下士官か特務士官であった。敵機を何百機と落としてようやく辿り着いた地位だと言うのに、海軍兵学校を出たばかりと言うだけの年下の新品少尉や予備士官から特務士官は羨望の眼差しが送られていた。軍隊と言う所は、厳しい縦社会であり、実力は勿論星の数(階級)が最重要視される所である。まさにサバイバル。少しの差でも序列をつけたがるのは、そう言う権力構造が階級により決められていた事に内在する。特務士官はその象徴的な存在である。陸軍はどうあれ、海軍にはこの様な三種類の少尉に序列をつけていたのに違いはない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ