第15話 メッサーシュミット(独)
かの有名なバトル・オブ・ブリテンで英国空軍が前述のスピットファイアを出して迎撃して来た様に、バトル・オブ・ブリテンを仕掛けてきたナチスドイツにも名機はあった。それがメッサーシュミットである。ドイツは伝統的に陸軍大国と言うイメージが強いものの、Uボートで知られる潜水艦部隊生みの親は独海軍であるし、陸軍のタイガー戦車はあまりにも有名である。ドイツの撃墜王ハルトマンもこのメッサーシュミットで欧州戦線を戦っていた。日本の零戦や米軍の航空機に比べれば見劣りするが、欧州で最大の脅威だったナチスドイツの生み出した名機として記憶しておいて貰いたい。ただ、このメッサーシュミットには、致命的な弱点があった。航続距離が短いと言う事である。もし、メッサーシュミットに零戦並の航続距離があったとしたら、ユニオンジャックはハーケンクロイツに変わっていたかもしれない。強力な軍事力で特に欧州戦線で力を発揮していたナチスドイツのメッサーシュミットであったが、米軍の欧州戦線参戦により遂に力尽きた。




