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零(ぜろ)からの挑戦  作者: 佐久間五十六


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第12話 オクタン価

航空機の燃料も現在の自動車と同じガソリンを使っている。ガソリンには精製度と言うものがあり、これをオクタン価と言う。同じガソリンでも、オクタン価の高いガソリンとオクタン価の低いガソリンでは性能に雲泥の差が出る。石油を満足に用意する事が出来なかった事で、オクタン価の低いガソリンしか使えなかった事も日本軍の敗因の一つであった。事実、日本の四式戦闘機に高オクタンのガソリンを入れたら米軍のあのムスタングよりも良い性能であったと言う。ムスタングは当時の最強戦闘機である。つまり、日本が満足な石油を手に入れられたのなら、我々日本人の知る歴史経過を辿らなかった可能性は高いのである。最も歴史にIFは禁物ではあるのだが。逆に米軍は、高オクタンのガソリンで終始戦う事が出来た為、多少スペックの劣る戦闘機でも戦えた訳で、実際の戦場ではそうなっていた。戦争で強いのは、専門職ばかり集めるよりも、オールラウンドプレーヤーを集めた方が強い事の何よりの証ではないだろうか。零戦も高オクタンのガソリンが充分に使えたならば戦況は変わっただろう。

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