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エンジェルライフ  作者: 森嶋直斗
2/17

エンジェルライフ② 遠隔地の救急救命率を上げるエライザの秘策とは。

モトズラウンジの担当になった早紀は、小久保エライザと出会う。エライザは、脳外科医なのに看護師として勤務する変わり種。エライザは、南北に長く延びる渥美半島で、救急救命率を高める方法を模索していた。言われてみれば当たり前の方法だが、エライザにしかできない。エライザしかやりたがらない秘策があった。


元と早紀、二人きりになった特別室から見える海は太陽を映し輝いている。

元:どっから来たの。

早紀:東京です。

元:東京生まれか。

早紀:いいえ、埼玉の大宮です。

元:なんで渥美なんかに来た?

早紀:求人サイトを見て。なんかよさそうかなって。

海に見とれている早紀の後ろに足が悪いはずの元が近づいてきた。

早紀は気配を感じると佳代子の話を思い出した。

最初が肝心か・・

元の右手が早紀のお尻に触れる瞬間、早紀はくるりと回転し、

右手をグウに握りしめ、にやついている元のこめかみにクリーンヒット!!

仰向けに吹っ飛んだ元はうめき声を上げながら横たわっている。

早紀:大丈夫ですか?

横たわっている元に近づいて抱き起した。

元:すごいパンチだった。と、言いながら早紀の腰に手を回しお尻を撫でた。

早紀:いい加減にしてください!と、言いながら元の額を押して頭を床に押し付けると、

元の鼻先にとどめのグーパンチ!

早紀は、のびた元を置いたままナースステーションに戻ると・・

早紀:あさこさん、あの爺さん普通に立っていきなりお尻触ってきました。

あさこ:いつものことだから、あそこは、へなちょこだから、それ以上何にもしないから大丈夫。

佳代子:一緒にいて話聞いてるだけで気に入られればいろいろ買ってもらえるよ。

大農家で、JAでも役員の大金持ち!小柄で勝気の早紀ちゃんは元のタイプだね。

あさこ:いちおう金払ってくれるお客だからこの貧乏総合病院にとっては大切な患者さんということで

お願いします。

しぶしぶ特別室に戻った早紀に元が鼻血を拭きながら言った。

元:なかなかの運動神経だな、なんかやっとった?

早紀:高校生でソフトボール部でした。

元:そんないやそうな顔せんでも、もう触らんで

早紀:今度触ったら次はバッティングの実力を見せます!

元:威勢がいいな 気に入った!

  

2時間ほど元の話を聞いていると佳代子が迎えに来た。

佳代子:元さん昼勤終了です。夜勤は人員不足で閉店中また明日も早紀ちゃんご指名で良いですか?

早紀:ご指名って・・・

元:そりゃそうだろう

早紀:そりゃそう・・

佳代子:早紀ちゃんお疲れ様、今日は閉店アフターなし

ナースステーションに戻りながら、

早紀:元さんの話って本当なんですかね。トルコの難破船が座礁して冬の海に投げ出された船員たちを・・

佳代子:わしの船で荒波に漕ぎ出し一人ずつ助けた。

早紀:残念ながら一人だけ波間に消えていった。

佳代子:と言って、泣きまねする・・・

早紀:あと、わしの刺し網にスナメリの親子がかかって転覆しそうになりながら

網を切って助けてやった

佳代子:1週間後、海にでたらスナメリの大群に囲まれて動けづにいると、

早紀:スナメリが大きなサワラの群れを連れ来て、

早紀:大漁で船が沈みそうなぐらい獲れて、

佳代子:市場に出したが取れすぎで大安売り!

早紀:そう、大安売り!

早紀:悪い人じゃなさそうですけど・・

佳代子:奥さんのミサさんが脳梗塞で10年前に亡くなって今は伊良湖岬で一人暮らし、

最初は本当にリウマチで入院してあさこさんが新人時代に担当したら、

あさこさんが一生懸命看護して、元さんもあさこさんお気に入りで

個室から特別室に昇格していつの間にか”モトズラウンジ・あさこ”の開店!

私が引き継いだんだけど、どうもお気に召さないようで

新人が入れ替わり立ち代わりご指名されるけど、みんな気持ち悪いって辞めちゃうのよね。


早紀:私は、毎日特別室で元さんの話を聞いてるだけの仕事ですか?

佳代子:救急患者や容体急変なんかの時には下に降りてきてもらうよ。

他の看護師は急に手が離せない事も多いからある意味特別室の早紀ちゃんは即応態勢で

待機万全ってわけ 救急医療の経験もあるって書いてあったし・・

元さんも分てるから救急車が来ると食べ物とか片づけて準備させるみたいだよ。

明日も朝一はモトズラウンジでお願いします。


次の日

なんだか気乗りしないが、とりあえず出勤した早紀は、ナースステーションで引継ぎを聞いた後、

モトズラウンジへご出勤。電話が鳴る。あさこからだ。


早紀:もしもし特別室です。

あさこ:朝食のメニューがあるから選んだ番号教えて。

元:ほれ!と、言って番号に丸を付けたメニューを早紀に見せた。

早紀:えーと、2番と3番です

あさこ:2番と3番??

早紀:そうです・元を見ると、

元:そう、2番と3番、二つ!

早紀:二つだそうです。

あさこ:なるほどね。

早紀:なるほど・?


しばらくして配膳係が2人前の朝食を持ってきた。

サバの味噌煮定食と、ハムカツ、卵のサンドウィッチ。

豪華なダイニングテーブルに横に並んで並べられた二人分の朝食。

元:どっちがいい?早紀に言った。

早紀:えっ、私のですか・・ 食べてきたのでいいです。

元:何を食べてきた?

早紀:・・

元:遠慮せんでいい。食べろ!

早紀:えー、サンドウィッチを・

元:赴任していきなり私の入院と重なり買い物にも行けてないだろ。

早紀:昨日帰ってから買い物に行こうと思ったんですけど、スパーとかわからなくて結局、

寝てしまって・・

元:早紀ちゃんが帰っていくのを上から見てて、タイミングが悪くて申し訳なかったな・・と、

早紀:正直おなかペコペコで・・って言うか、

このサンドウィッチ無茶苦茶おいしいですね!

これが病院食ですか?

元:あさこがどこかで作らせてるんじゃないかな・

早紀:毎朝選んでから作るってるんですか?

元:朝食と夜、3種類から選んで作ってもらってる。

元:田原は水もうまいし肉も魚も野菜も新鮮でどこで何を食べてもうまいぞ!

早紀:野菜はわかりますけど肉も魚もですか・

元:残念だがここまでだ・・と言いながら早紀の食べていないサンドウィッチをどこから取り出したのか

  タッパに詰め始めた。

元:冷蔵庫に入れとくから後で持っていけ。

と、遠くから救急車のサイレンが響いてきた。

元:下へ急げ救急患者だよ!

早紀:えっ救急患者?

元:お前はこの為にここで、ばかっぱなしに付き合ってるんだから救急患者には真っ先に駆け付けろ!

早紀:はっはい!

飲みかけのオレンジジュースを飲み干すとナースステーションに向かった。

元:マスク忘れるな!!

途中でシールドも付けろ!ナースステーションじゃないぞ直接受け入れに行って救急隊員の補助につけ、

救急隊員が話しかけろ、とか、点滴持ってとか指示してくるからそれに従え・・


早紀はマスクを付けながら 元さんいったい何者??と、考えていた・・


1週間たったがあいかわらず早紀はモトズラウンジの担当だった。

看護師寮の窓からは見えない、ここの朝焼けの海は毎日違う。5日ほどここから朝日を見ているが雲と海の色がその日だけの景色を見せてくれる。元の昔話もだいたい一回りして、


早紀:元さんそれ、聞いた・・サワラ、大安売り!

元:そう!大安売り!

早紀:元さん漁師なんだよね。昔から漁師?

元:最初は工業高校を出て名鉄に入った。それから青年海外協力隊でケニアのナイロビで刑務所の

先生の先生。不動産屋の営業、地下のトンネル工事、つぶれかけた造船所の片付け、今は無職で漁師のふり

早紀:佳代子さんは大農家の大富豪でJAの偉い人って言ってたよ。

元:あさこが説明しやすいように考えた作り話だね。あさこはもともと地元の生まれだから私がこの町に来たいきさつも知っとるよ。

早紀:じゃあ農作業とかしてないの?

元:農家は形だけで全部人任せ。トラクターの運転もしたことないよ。

早紀:じゃ今の仕事は?

元:小説書いたり、作曲したり・・

早紀:元さんって小説家? シンガーソングライター?

元: 売れてないけど一応そんなとこか・・

早紀:ヒット曲とかある?

元:始めた年の年収は2019年の35円

早紀:ええっ 年収35円??どうやって生活するの

元:次の年1000円、次3500円、2022年に3万円ぐらいになって・・・

それだけでは食っていけないから工場の機械修理でも働いている。

早紀:病院の支払いとかどうなってるの?

元:引っ越した日出の自宅のそばに大富豪の体が不自由な婆ちゃんがいて、嫁が面倒見てたんだ。その婆ちゃんが死んだときに農協に嫁名義で大金が貯めて有って嫁が死んだから自動的に俺のものになった。預金が他の銀行に移されないように農協が、偉い人にしたってわけ。

早紀:ここでも私が居ないとき、小説書いてるよね。ときどきパソコン開いたままになってるから。

元:手足がしびれると楽器の演奏できないから入院して小説書くようになった。

昼間はあんたたちが話し相手になってくれるんで息抜きだな。

早紀:元さんの小説ってどっかで読めるの?

元:・・来たぞ。

早紀:あっ、聞こえる、行きます!

元:冷静にな・・


救急患者の受け入れ口に付いた早紀の前に救急車が到着した。ストレッチャーで運ばれてきたのは女性、妊婦さんのようで意識はない。

救急隊員:看護師さん酸素マスクずれないように押さえて・・看護師たちが集まってきた。

あさこ:佳代子!集中治療室まで先導して、、早紀ちゃんは先に行って先生に付いて!

    

救急室に入った早紀の目の前に見たことのないドクターが何人もいて緊張した空気が流れていた。あさこたちが救急患者を連れて治療室に入ってきた。

あさこ:先生お願いします。

専門医と専属の看護師たちが取り囲み、あさこや佳代子、早紀も治療室から出た。


あさこ:後は専門チームがやるから私たちはここまで。

早紀:患者さんの容態ってどんな状態ですか

あさこ:妊婦さんが脳梗塞で倒れたっていう連絡で、近所の人が見つけて救急車呼んだみたい。ここで出産予定の人で、私も何度か挨拶はしたことがある。

佳代子:妊婦さんは無呼吸で意識がない、危険な状態お腹の子供もいるからオペのチームは、脳外、産婦人科、ECMOチームも入ってる。脳梗塞か心筋梗塞か分からないからね。

早紀:私たちはどうするんですか?

あさこ:いつも通り入院の患者さんのケアですよ!

早紀:私もいつも通りモトズラウンジ?

あさこ:そう!


1か月がたち早紀は昼食が終わるとナースステーションに降りて先輩看護師の助手をするようになった。

エライザ:小久保エライザです。よろしくね。エライザって呼んで。

  早紀:よろしくお願いします。

  早紀:エライザさんって・・・

エライザ:フィリピンと日本のハーフ。お父さんは行方不明、母は、京都で暮らしてる。

  早紀:エライザさんもモトズラウンジに行ってたんですか?

エライザ:エライザでいいって!3日だけね

  早紀:3日??

エライザ:実際は2日かな・・あそこ最高でしょ!高級ホテルの最上級スウィートの眺めだよね。

部屋も広いし、だいたい病室にセカンドベッドルームってどういうこと・パーティーでもする気かね。でね、元爺が好きに使えって言うからセカンドベッドルームに、私物持ち込んで模様替えして、そしたら、元爺が突然怒り出して・・・でも多分・・・私その時もう終わり時間だったから飲みに行くのに下着で着替えてて・・入ってきちゃったんでバツが悪くて怒鳴っちゃったんだと思う。

早紀:元さんも慌てたんですね。

エライザ:あさこさんにも怒られてクビ!後で元爺が”お前はどこでもやっていける。だいたいエライザは、エロすぎる。お前がはしゃいでると気が休まらん”だって。

早紀:来ますね・・

エライザ:さすが、元爺に鍛えられたね

早紀:私、先に下に行きます。

エライザ:私はあさこさんとこに、

あさこ:エライザ! 交通事故、男の子5歳 意識なし 自呼吸なし

集中治療室の準備しといて

早紀:まったく動かない・声かけの指示もこない・この子死んじゃってるのかな・動かないから酸素マスクも外れないか・・

早紀は、ストレッチャーを先導して自動扉を開けながら先導した。

この病院では手に負える状況ではなかった。応急措置をして大学病院へ搬送する手配が取られる。

ドクターヘリが、渥美病院の芝生のスペースに着陸し、患者を搬送していった。


翌日、

エライザ:あの子まだ意識戻らないんだって。

早紀:浜松にいるんですよね。

エライザ:もとここにいた看護師が偶然担当してて・お母さんもまだ会いに来てないんだって。

早紀:エライザさん救急チームで応急処置してましたよね。

エライザ:NGOで国境無き医師団にいて、一応救急医療の専門医。

早紀:エライザさんってお医者さん!?

エライザ:ここでは、原則として看護師。田舎町だしフィリピン人のお医者さんじゃお爺ちゃんたちピンとこないでしょ。あの子みたいに重症救急患者の時だけあさこさんから指令が出る。

早紀:スパードクターですね。

エライザ:ぎりぎりの人ばかり見るから結局亡くなる人も多くなるし口の悪い人は私のことを

”hell witch”(地獄の魔女)なんて言ってる。

早紀:ひどいですね。でも、田舎町ではわかる気もします。

エライザ:あさこさんだけは私を守ってくれているし、あさこさんは地元の人だからあさこさんが言えばどんな話も収まっちゃうね。

エライザ:早紀ちゃんも救急医療の経験あるんだよね。

早紀:経験あるだけで落ちこぼれです。大宮の総合病院で担当してたんですけど勤務時間長いしコロナ対策で、ゴム着て暑くて脱水症状で倒れちゃって、おまけにコロナにかかってて、自主退職・・

エライザ:それでリゾートナース生活。地獄から天国だね。

早紀:天国って・それなりに悩んでますけど・・

エライザ:ところでさあ 早紀ちゃん元爺の超お気に入りみたいだから、今度折り入って元爺にお願いしたい事があるんだけど

早紀:どんなことですか?

エライザ:元爺に直接話すわ・・時間ほしいって言っといて


次の日

早紀:おはようございます。

元:おはよーさん、今日は朝日も雲の向こうだね。

こういう日があるから綺麗な朝日が出るとありがたい。雲の無い快晴の朝日は感動するけど、2日続くと何となく物足りない。雲がないと絵にならん。微妙な雲が朝日に絡むと二度とない絶景になる。

早紀は元の話もそこそこに朝食のオーダーをあさこにしていた。


朝食を食べながら

早紀:元さん朝から中華なんですね。

元:このオーダー表見てみろと、言って朝食のオーダー表を早紀に見せた。

早紀は頼むとき、番号だけ見て中身までよく見てなかった。

1番:比内地鶏のオーブンソテー 

2番:石持のあんかけ姿揚げ

3番:ふかひれ姿煮と中華冷麺

高級中華のメインですか?

元:昨日、駅前の上海庵で農協の集まりがあった。店も張り切って食材を仕入れたけど年寄りばかりで最後までたどり着けずにお開きだったんだろう、たぶん、あさこが泣きつかれて、ここに回て来た。

早紀:確かに一番あっさりが、中華冷麺か。

元:私は中華冷麺食べたから ふかひれは頼む。

早紀:へーっつ いいんですか! ふかひれなんて食べたことない!

早紀がおそるおそるフカヒレを口に入れた。

早紀:柔らかーって言うか・・もう、あっという間に無くなってます。飲んだら終わっちゃいました。元さんエライザさんが相談したいことがあるんですって、時間くださいって言ってました。

元:エロい座が?珍しいな。

あいつ午後手術が入ってたから終わってから上がって来て、

手術終わってから伝えた方が良いな。

早紀:分かりました。


手術が終わり

早紀:エライザさん手術どうでした?

エライザ:まー何とか成功かな。

早紀:エライザさんの予定が空いてれば、元さんが来ていいよって言ってます。


エライザ:元爺! 久しぶり!

元:おー久しぶりだな お前の大活躍はあさこから聞いとるよ。あさこもお前のことは信頼しとる。

おーそれと、おまえがセカンドベッドルームに忘れていったバイブ!愛用しとるぞ!肩こりほぐしに最適だよ。

エライザ:バイブじゃねーわ!エロ爺!最高級品の美顔器だ。あいかわらずスケベ爺だな

元:お前も相変わらず威勢が良くてエロイな、相談なって珍しいなどうした?

エライザ:私が”hell witch”(地獄の魔女)って呼ばれているの知ってるよね。

元:あさこから聞いとるよ。気にするな。田舎の人は他人をそしるのが得意だから。

エライザ:そんなことは全く気にしてないよ・フィリピン人はいつも自身満々だから。

元:じゃどうした?

エライザ:私の見ている救急患者さんなんだけど、あと10分早く見させてくれたら助かった人も多かったの。結局亡くなっちゃった人が手術室から運ばれていくときにもっと早く来てくれれば助かったのにって亡くなった人に泣き言ぶつけちゃってて、どうしたら10分短縮できるか考えてるんだけど、10分早く救急車呼んでくれるのが一番大切なんだけど、高速道路作るとか、・ドローンで運ぶとか・・で、考えたんだけど・・私が、10分手前に居ればいいんじゃんて!

元:10分手前に居る?

早紀:10分手前に居る!!

エライザ: そう! 10分手前の場所に診療所作って私がそこに居るの!

福江のあたりがBESTかな・・そこで救急処置するか、私も救急車に乗ってそのまま応急処置しながらここまで来る。今の日本の救急車の中ならほとんどの救急処置はできる。

早紀:モトズリゾート伊良湖だ!!


元は雲間から射す光を見つめながらつぶやいた

元:モトズリゾート伊良湖か・・あったら婆さんも死んでなかったかもな・・


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