前へ目次 次へ 2/3 罪か 「もう来ないかと思ってました。」 テイクアウトのお弁当を受け取った私は“完敗”だった。 私がリピーターになるなんて。 リスクをおかしてでもここの味が食べたいと思ってしまった。 彼はそれ以上 何も言わなかったし、私も無言だった。 久しぶりに柔らかい声で紡がれる「ありがとうございます」を背中に浴びて 私の心は罪悪感でざらざらになった。 私は人を傷付けながら生きていくことしかできないのか。 太陽がまぶしい。 こんな私を照らさなくても良いのよ。