第四章 山登りをしていたら…
「マリア、今日は山登りに行くよ!」レスリーは張り切った声で言った。
「レスリー、あの変な男の人も釈放されたみたいだし、家にいた方がいいんじゃないの?」マリアは心配そうに言った。
「彼はきっと私のことを忘れたのよ!全然会ってないし、きっと大丈夫だよ!」
「そうかしら…」
二人は山登りをし、頂上まで辿り着いた。
「わあ、いい眺め!」レスリーは嬉しそうに言った。
返事がないので振り向くと、男がマリアを抱えて口を手で塞いでいた。
「マリア!」
「さあ、こっちへ来るんだ、レスリー!」
その時、誰かが後ろから男を突き倒した。それは義理の父だった。
「またお前か!」男は叫んだ。
義理の父が来てくれたことで、3人は何とか男を抑え、警察を呼ぶことができた。男は無事警察に再逮捕された。
「いつも助けてくれて、ありがとう。お義父さん。」レスリーは少し照れながら言った。
「君たちのことはいつでも俺が守るから大丈夫だよ。お義父さん、なんて呼んでくれてありがとう。」義理の父は笑顔で言った。
「あなた…」ママは泣きながら義理の父に抱きついた。レスリーとマリアも近づき、4人は山の頂上から景色を眺めた。空はオレンジ色に輝き、町並みは平和な雰囲気で、ママのお腹の中にいる赤ちゃんもすやすやと寝ていた。