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アンダーワールドクロニクル  作者: 鳩胸 ぽっぽ
私たちの歴史の始まり
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学校の始まり

 学校指定の制服を身に纏い、カバンを背負って登校路を走る。

 チャリ通です。自転車は何気にいいのを使っており結構なスピードが出るのだ。


 学校前に着いたので自転車から降りようとすると前に灘と三日月がいるのが見えた。

 私は灘と三日月のとこまで乗っていき二人に声をかける。


「よーっす」

「お、早速チャリ?」

「そうそう。ちょっと遠いからな」


 私は自転車から降り二人と歩く。

 校門前に行くとやはり吉崎が立っていた。吉崎はきちんとしたスーツ姿なんだけど本当にうざいおっさんだからなあ。


「吉崎いるよー…」

「あはは。ま、私がいるから大丈夫じゃない?」

「そうかな…」


 私たちは吉崎の隣を通過する。

 吉崎はこちらをみたが何も言ってこない。お気に入りの生徒が近くにいる時は何も言わないのか…。

 私はそのことがわかったので校舎に続く道を歩く。後ろでは誰かが吉崎に怒鳴られていた。






 私の所属するクラス、1年2組の教室に入る。

 

「おっはよーさーん」

「アテナさんおはよー」


 クラスメイトは結構来ている。まあうちのクラスは真面目ちゃんが多いからね。

 基本無遅刻無欠席のクラスだ。もうこの時間帯にはほとんどぜんいんいる。


「おう。はよう」

「木戸くんもおはよーさん」


 私の隣の席は木戸くんだった。

 木戸くんは学校来るとむすっとした顔をするがそこに惹かれる女子が多いらしくかっこいいと騒がれている。結構告白もされてるのだとか。


「…その、なんだ。夏休み中英語教えてくれてありがとな」

「ん、いいよ。身近に外国人いるなら英語覚えれるからねえ」

「その、お礼としてはなんだが今度の土曜二人で買い物…いかねーか…?」


 と、誘いを受けた。

 珍しい。女が苦手そうな木戸くんから誘ってくるなんて。これは学校の女子から敵視されるなあ。

 だがしかし、折角のお誘いを断るというのもなんだか申し訳がない。


「用事とかあったら別にいいんだけどよ…」

「行くよー。私だけ?」

「そ、そうか。あ、ああ。2枚しか手に入らなかったからな…」

「そう、じゃ、デート楽しみにしてるよ」


 そういうと黙ってしまった。

 私もバカじゃない。木戸くんはきっと…。木戸くんはきっとイギリス人が何で喜ぶか知りたいのだ。うん、イギリス人と日本人は趣味嗜好が違うからな。イギリスいくのが夢なんだろうな。うんうんわかるよ。


「おはよー、龍之介、アテナさん」

「おう。はよう」

「ぐっどもーにんぐ」


 私は机に突っ伏しながら雪斗くんに挨拶した。

 雪斗くんは木戸くんの前の席に座り、カバンをかける。

 あー、登校初日からいうのもなんだけどやる気でねぇー。みんな黒髪とか茶髪なのに私だけ金髪ー。やっぱ改めて見ると浮いてるー。


「アテナだらけすぎ…」

「もう少しきりっとしたらどうだ?」

「やる気でねえよぉー…」


 わたしはそうぼやくとチャイムが鳴った。

 この後は始業式があって体育館に移動になる。先生が入ってきて体育館に移動と告げられ私たちは体育館に移動した。


 体育館にはゾロゾロと他の生徒も集まり、みんな立っている。

 私は結構身長が高い。171cmという結構あるので後ろの方だ。ちなみに私の後ろには176cmのバレー部所属の子がいる。女子高身長二人組です。

 灘とかも身長はあるんだけどねぇ。どちらも159とかそこら。


「校長のながったるい話聞きたくねえ…」


 そう独り言を言うと校長が登壇した。

 夏休みのこととかいいんだよ。早よ帰ってゲームやりたい。


















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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
― 新着の感想 ―
[良い点] アテナ結構高かったわ、身長。
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