表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アンダーワールドクロニクル  作者: 鳩胸 ぽっぽ
身と心を焦がす戦いの鐘
407/442

神はいたのだ

 ホテルに帰還し、ホテルの夕飯をさらに食べて温泉につかる。

 私はタオルを頭に乗せ、肩まで湯につかる。温泉も最初は忌避感があったが今じゃもう慣れた。みんなでお風呂に入るというのもいいものだ……。


「外国の人って温泉嫌がるよね? アテナさんは平気なの?」

「あー、慣れたんですよ。外国じゃ結構そういうの嫌がる人多いですからねぇ。誰とも知らない人と一緒のお湯につかるのも嫌がる人いますし」

「アテナ、そういうの気にしなさそうだよね」

「バリバリ気にしてたよ最初は」


 一時期お風呂が使えなくなり銭湯に泣く泣く通っていた時期があった。その時に克服したかなぁ。こういう裸を見られるのはちょっと恥ずかしい気もするが。


「ま、見られるからねぇ。こんな立派なものがついてるから!」


 と、三日月が私の胸をわしづかみにした。

 ふっ、グラマラスだろう? でるとこはしっかりでてるんだぜ。お胸この前測ったらDカップでした。

 三日月はまぁ……壁だよね。灘はなくはない程度。


「そういうのなら秋時雨先生も……というか女性だったんですね」

「それ私も驚いた……。イケメンだからてっきり男性かと」

「あはは。僕普段女性の格好してないからね」

「えっと、まぁ、あれだ。体は女性だけど心は中二男子みたいな」

「そういう感じなんだけど中二男子じゃないね……」


 二人はそう聞くとへぇーと声を伸ばした。


「ま、吹聴しないでくれると助かるよ。はい、この話題終わり」


 そんなに話してほしくないようだ。嫌がることはしないのが私なので素直に従う。


「やっぱ裸になってみるとアテナの肌白さ際立つなぁ」

「案だけ外で運動しておいて日焼けしてないとかなんなんだよ」

「プロポーションがいいよね」

「だろ?」


 一応日焼け止めは塗ってるからな。一度日焼けしたらひりひりしたのでそれから日焼け止めはきちんと塗るようになった。

 それにもともと外国人だから色白なのは当たり前。イギリスは白人が多いから日本人のような黄色人種とかアフリカ系の黒人とかは珍しいほうだ。


「運動もできてプロポーションもいいとか……」


 三日月が温泉に顔をつける。ぶくぶくと泡をふく。


「私は最近体重が増えてしまった」

「私も……」

「え、私はそんな変わってないけど」


 体重は前測った時より500g減ってた。

 というか、私は太りにくい体質なので体重が増えることはそんなにない。あれだろうか。カロリー全部使い切るのが基本だからだろうか?


「アテナ、女性の敵だなぁあああ!」

「え、なんで!?」

「私だってアテナみたいなプロポーション欲しかったよぉおおお!」

「この胸がいけないんだな!」


 灘は私の胸を揉みしだく。


「やめ、やめろぉ!」

「静かにしなさい……」

「くっ、私をどうやら辱めたいようだな……。じゃあお望み通り屈してやるさ。さぁ、殺せ……」

「くっころだ! くっころが飛び出した!」

「ふははははは」


 くっ……殺せ……!









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
― 新着の感想 ―
[一言] 楽しそうですね?(苦笑)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ