昨日の敵も今日の敵
だからどうこう言うわけでもないのですが改名しました。
今度からぽっぽです。
ということでそのアマノサキ親衛隊の拠点という場所に来た。
でかい建物で貴族街に近い場所。割と私たちの拠点のすぐそばにあり、人が出入りしている。私は爪を装備し、ビャクロさんたちも自分の武器を構えていた。
「ビャクロ、ミーミルちゃん。派手に暴れていいからね。プレイヤーをたくさん殺してもいいからね。私に喧嘩を売ってきたこと後悔させようか」
といわれる。
ビャクロさんはうなずき、そして中に突っ込んでいった。私もその後ろに続く。
「な、なんだお前らは!」
「アマノサキアンチです」
じゃ、私もしょうがないからテンション上げていこう!
私は近くのプレイヤーをひっかく。一撃で倒れ、ポリゴンとなって消えていく。
「野郎ども! 敵襲だ! かかれ!」
と、親衛隊の皆さんは武器を構えて臨戦態勢を整えていた。
私はあたりを見渡してみると階段の上にきれいな女性がたっている。私はあれがアマノサキだとすぐに理解できた。
親衛隊に貢がれているのか割といい装備をしている。
「な、なんですかあなたたちは! やめなさい、今あなた方の悪徳行為は全世界に配信されてるんですよ。恥をかきたくなければ……」
配信されてる?
この可愛くて強い美少女ミーミルちゃんの姿が全世界に!? くそ、おめかししてくればよかったなぁ!
「それにPK行為! 処刑人が来て殺されることでしょう。今引き返したほうがいいと思いますよ?」
「アハハ。もう後には引けないんだよねぇ。それに、私たちが今この場でPKしても処刑人が来ることもなければ運営から垢BANされることもなぁい。倫理観に欠ける非常識的な行為をしてもねぇ」
パンドラさんがそう告げた。
「処刑人は公平です! 絶対に……」
「絶対に来ない。だって運営をこっちは買収したからね」
「……は?」
えっ?
「処刑人は公平でも現実は不公平だよなぁ? たかだか人気配信者ごとき余裕なんだよ。こっちは世界の阿久津グループだぜ?」
「なるほど。会社を買っちゃったかぁ」
金持ちこえー!
買収って復讐のためにそこまでするか普通!? ワグマさんのほうをちらりと見るとすました顔をしている。
慌てた様子もないから事実なのだろう。
「で、ですが見ている視聴者が許すとは……!」
「だから? 私がそっち方面に手をうってないとでも?」
手を打ってるの?
「SNSを見てみることをお勧めするよ。その程度の猶予はあげる」
「アマノサキちゃん! 信じるな! 俺たちが何とかしますから!」
「死ねぇ!」
と、よそ見していたら不意打ちを食らいそうになったのでとりあえず殴り飛ばしておく。
この数は本当に面倒だな。ビャクロさん一人だけだったらつらかっただろう。だから私も手助けとして……。
「なに、これ」
と、親衛隊の頑張りを見ずにSNSを見て顔を青ざめさせていた。
親衛隊全員を倒し終わり、私もSNSを開いてアマノサキと調べてみると……。すっげえ炎上していた。
というのも、クレームをつけてる様子だったりごみを道端に捨てる映像がネットに広まったらしく、死ねなどの単語も見える。
別垢も特定されておりそこで暴言ばかりはいていたりしてるなども見えた。
「な、なんで!」
「映像付きっていう証拠があるから言い逃れはできないだろうね。多分擁護する人は少ないんじゃない? 私も炎上はするかもしれないけど悪評は今更だからね」
「あんたが私の会社を馬鹿にしたりとか嘘を言いふらしたりして信頼を下げてくれたわね。威力業務妨害として訴えるつもりもあるから」
アマノサキは崩れ落ちた。
もうここまで炎上したのなら信頼回復は無理だろうな。もう配信者としては活動できないかもしれない。
パンドラさんたちこえー。
何気に初かな?パンドラさんが個人的な恨みで報復するの




