ミーミルのステータス
ステータスポイントはメニューのステータスで振ることができるらしい。
ステータスなんてまるっきり見てないし開いたことすらなかった。特に気にならなかったというのもあるが……。
私のステータスを確認してみる。
『PN.ミーミル 種族:運命神の眷属
Lv129
HP:305/305
MP:250/250
力:500
防御:150
魔力:100
魔防:100
器用さ:250
俊敏:600
残りステータスポイント:320
所持スキル:神獣化 流星武闘 闇の二面性 威風蓋世:残夢 飛翔 黒い稲妻 真実の目 ロンギヌスの槍 魂の先導 夢見の波動 乗馬
固有スキル:引力
テイムした魔物:ジキルタイガー リヴァイアサン(変異種) フォクスディオ
契約した悪魔:ソムニウムディアボルス』
というステータスが表示された。
「スキルポイントは2レベル上がるごとに5ずつもらえるの……。振ってないの? まじで?」
「うん。振ってないけどなんか力は500超えてるし俊敏も600だって」
「あんた振ってないでそれとかバカなんじゃないの?」
振ってないにしては異様に高いらしい。
そもそも防御力が150とか見ると低すぎんだろとは思う。このレベルでこの防御力ってなかなかやばくないか?
私はミカボシにステータスを見せてと言われたので見せる。ミカボシは私の能力値を見てため息をついていた。
「防御ひっく! これすぐ死ぬ防御力じゃん! 始まりの街だからこの防御力でもいけるけどもっと遠い町にいったらこれワンパンされるよ!? この防御力ってレベル50の人と同じだからね!?」
「防御は捨てたようなもんだからなぁ」
「思いっ切り偏ってるんだよ! これ逆にすごいよ!? どうプレイするかによってステータスどれが伸びるか変わるとはいえここまで偏るのは凄いよ!? 私も同レベルで合計は1700くらいだけどもっとバランスいいよ私は!?」
「攻撃こそ最大の防御!」
「脳筋にもほどがあるよ!」
と言われても。
「もう悪いことは言わないから全部防御に振りなよステータスポイント……」
「だが断る」
「うええ!?」
ステータスポイントを私は振ることにした。
320を半分にすると160。それぞれ攻撃と俊敏に振り分けることにした。攻撃こそ最大の防御であり、躱せば問題ない。
脳筋って素晴らしい。
「やはり筋肉っ……。筋肉はすべてを解決する……!」
「あーあ、もうこんなレベルでこんな防御の人見たことないよ……。もうちょっと堅実にいこうとか思わないの?」
「堅実もいいけどそれじゃつまんないでしょ」
真面目なのも素晴らしいが、それだと本当に面白いのかと言う話だ。
こういう特化したステータスも悪くないだろ?
「こういう特化したステータスのほうが面白い。人生は何かを捨てていくものだから防御を捨てた」
「防御捨てすぎなんだよねぇ」
「ま、これで私の火力もちょっとは伸びただろうしこれから頑張るぞー!」
「あれ、これ余計に手を付けられなくなった感じ?」
「ま、私が戦える分このチームのランクもめっちゃ上がるからいいんじゃない?」
「ま、そうなんだけど……。たしかにチームランキング10位に入ってるのはミーミルがいるからなんだろうけど……」
「でしょ?」
プレイヤーランキング1位、チームランキング10位です。すごいでしょ。
乗馬スキル追加しました
乗馬スキルがないと馬に乗れないので結構前に取ったっていう設定です。




