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アンダーワールドクロニクル  作者: 鳩胸 ぽっぽ
私たちの歴史の始まり
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モデルがやってきた!

 私は三日月に腕を引っ張られショッピングモールに来ていた。

 三日月は早く早くと急かしているし、灘も灘でちょっと乗り気のようだ。なにがあるんだろうか。と思っているとなにやらステージみたいなのが建てられており、人が群がっている。


「これから有名モデルが来るって言う話だよ!」

「ああ、あんたそういう人好きだもんね…」


 よく学校でもファッション誌などを読んでる三日月だ。

 こいつ有名人とか好きだからな…。ドラマもバラエティー番組もよく見ているテレビっ子。きちんとメイクもしてるし…。


「今日来るモデルさんは外国の子が好きらしいから話しかけてもらえるんじゃない? アテナ」

「いや、たしかにイギリス人だけどさ…」


 と、話しているとモデルショーが始まったようだ。

 壇上にモデルが出てくる。隣では三日月が黄色い歓声をあげており、モデルがこちらを向いた瞬間微笑んできた。

 見たところ同年代っぽい雰囲気だけど…。日本のモデルってすごいなぁ。


「生の凪様ー!」

「あれが凪なのか…」


 テレビは普段見ているから名前はわかるがいざ目の前で見るとわからないものだ。テレビで出るメイクと違うからか顔がよくわからない…。

 凪様はなぎさ なぎっていう名前で活動しているモデルだそうだ。18歳という若さながらもモデル界で注目されているという…。


 まあ、私はそんな興味ないけど…。


 私は隣の三日月の黄色い歓声を聞きながらもモデルショーをじっくり見ていたのだった。

 

 そしてモデルショーが終わる。

 モデルショー会場からは人が去っていった。すると、控室であろうテントから誰かが出てきて、私たちの方に向かってくる。


「は、ハロー!」


 と、流暢な英語で話しかけてきた。


「ハロー」


 私は英語であいさつしかえしてやる。


「アーユーフロム?」

「イングランド」

「イギリス人! オッドアイで顔立ちも可愛い…」


 と、少し息を荒くしているような気がする。


「マイネーム、ナギ」

「もう英語で話すの面倒だから日本語でいいよ…。私はアテナ」

「喋れるの!?」

「もう5年くらいは日本に住んでるし…」


 私は天才だからすぐに覚えますよ。


「おお! ねえ、よかったら連絡先交換しない…?」

「初対面なのに…」

「だからこそだよっ! 私は外国に興味あるんだ…。いい? お願い!」

「有名人との連絡先って結構レアだよ! もらっちゃいなよー!」

「ふっ、外国人はモテるな」


 と二人が言うので私はしょうがないので連絡先を交換した。


「やった! ありがとー!」


 といってテントに戻る。

 あれがモデルかよ…。日本人って結構外国人好きだよな。昔は鎖国してたくせに。いや、鎖国してたからこそ海外に強いあこがれをもつようになったのか?

 私も日本のイメージは結構強くて好きだったけど悪い面も見ちゃうとうーんってなるよね。イギリスがたまに恋しくなる。


「あ、そうだ。茶葉切らしてるから買ってこ」


 ショッピングモール来たついでだ。

 紅茶結構好きなんです。アフタヌーンティーは結構よくやるので。





















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いずれ王となる君に~部下である剣士の私はその才能をゲームでも発揮します~
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
― 新着の感想 ―
[良い点] 天才ですか…パン子見たいに、行かれた程ではなく、普通に天才かな?
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