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大型連休明け(二百文字小説)

作者: りったん

「もしもし、母さん」


「お前かい? どうしたんだい?」


「連休中にお金を使い過ぎて引き落としができないので振り込んで欲しいんだ」


「振り込め詐欺には引っかからないよ」


「詐欺じゃないよ! 本当の息子の声もわからないのか?」


「息子はいません。娘だけです」


 きっぱりとした母の言葉に詐欺師は引き下がり、受話器を置いた。


「このデータ、間違っている」


 詐欺師はリストを見て呟いたが、去年までは正しいデータだったのを知らない。

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