〜創世神イシスちゃんと夢の中の俺〜
俺、椿 咲夜は私立高校に通う普通の男子高校生だ。
夏休みの初日遊び友達数人とプールに行った後遊び疲れた俺は家に帰ろうとしていた
「はぁ〜夏休み初日だからって遊びすぎたな。明日は絶対筋肉痛かな〜 明日は1日中ネトゲでもしますか」
と、そんなことを考えていたらいつのまにか家についていた
「ただいま〜って今日は俺だけだったっけ」
確か今日は母さんたちは結婚記念日だから出かけるって言ってたな
なんでよりによって夏休み初日なんだよ〜と思いながら
「あっ、風呂と飯を忘れてた。まぁいいか」
プールで疲れた俺はベットに倒れこんで深い眠りへとついた。
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頭の中がぼーっとする、 ここはどこだろう? 周りはぼんやりと霧がかかっていてどこにいるかわからない、それなのに何故かとても安心できる、そんなことを思っていたらふと気配を感じる。振り返ると
「人がいる..….」
見た瞬間目に映ったのは上品で艶のある黒髪だ
身長は俺より少し低い
顔は向こう側を向いていて見えない
(どんな顔か気になるな)
とそんなことを思いながら俺はもう彼女の方角に向かって1歩また1歩と近づいて行った
近づいて行き手を伸ばせば届く距離まできた、足音でもう俺の存在には気付いてる筈だ
だか彼女は振り向かない
ここまで来たんだ。声を掛けてみようと思う
「あの……きみは?」
「……」
「あ、あの〜」
「貴方に……」
「……」
「俺に何ですか?」
「貴方に世界を救ってもらいたいのですぅ〜」
「………ふぁ⁉︎」
「ちょっまっ、待って。 ていうかあんた誰? いきなり世界を救えってゲームじゃないんだし……」
「じゃあ行きますよぉ〜」
「だから待てって言ってるだろうがぁ! お前は誰なんだよ? それに世界を救うって何? 説明please ok?」
「of course‼︎ 今から説明しますとですね〜」
(なんだこの人は? 自由翻弄すぎるだろ)
「今から貴方を剣と魔法の世界へと転移させるのですっ!」
(剣と魔法の世界? 大丈夫かこの人? 頭おかしいんじゃないか?)
「貴方、今私のこと頭おかしい人って思ってるでしょ?」
「なっ、なんで分かったんだよっ!」
「女の勘です!(ドヤァ)」
(この女、只者じゃないぞ……)
「むぅ……まあいいです。 私の名前は創世神 イシスちゃんですよ〜!」
(自分でちゃん付けしちゃってるよ)
「じゃあ自称創世神 イシスちゃんが俺を……」
「自称じゃありません、本物です!あとちゃん付けは恥ずかしいのでやめてください// 」
(こいつ変人だな)
「(イラッ)じゃあ話を戻します。貴方を剣と魔法の世界、いわゆる異世界へと転移させます。」
「あと、詳しいことについては脳に直接送っておきますね! じゃあ行ってらっしゃーい」
「ちょっと待てぇぇぇぇぇ!!!」
「私は貴方をずぅ〜〜〜と見守っていますからね」