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インドネシアで伸びきって  作者: ことぶき神楽
9月9日

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31 ラーマ・ヤナ舞踏ショー

 車に乗り込み、ラーマ・ヤナ舞踏の前にディナーを食べたいとアフィフさんに伝えると「ここで、どうか」とスマホに写真を出します。

 写真をパッと見て、てっきり、ラーマ・ヤナ舞踏場に併設されたレストランだと思ったのですよね。

 連れていってもらったところは、舞踏場に近くではありましたが、別の観光客向けのお高めのレストランでした。

 まっ……よくない。


 レストランの店主が、肉料理がおすすめだと言います。一食、IDR 300.000(約2,700円)です。高くない? 日本だとしても高めですよね。

「世界一、美味しい料理です」と店主が言うので、そこまで言うのならと注文しました。

「ビーフ・ルンダン」 インドネシアの郷土料理です。

 牛塊肉をココナッツミルクと香辛料で長時間煮込んだ肉料理で、2017年にCNNによって世界一美味しい料理に選ばれたそうです。

 店主、嘘つかない。

 チェーン店「Soraria」にはない料理なので、ありがたくいただきました。


 美味しかった。

 ココナッツの控えめな甘さに、香辛料が香り立つトロトロ肉です。

 店主、嘘つかない。


 食事を終え、ラーマ・ヤナ舞踏場に移動します。

 オパック川を挟んで、ライトアップされたプランバナン寺院が夜の闇に浮かんでいました。

 チケットを交換し、屋外舞踏場に入ります。

 窓口の方が「スペシャル・シートね」と言っていたとおり、舞台正面の席です。やはり、よい席はツアー会社が押さえていたのですね。


 19:30 ショーが始まりました。

 シータの婿を決めるために集った王たちが、誰ひとり持てない重い弓を、ラーマが持ち上げ矢を射ます。舞台のラーマは青くありません。

 話は進み、金色の衣装をまとい動物に扮した女性が現れました。

 鹿です。黄金の鹿です。

 入口のQRコードでダウンロードしておいたラーマ・ヤナのあらすじをこっそり読みました。

『ダンダカ森:ラマとラクスマナとシタはダンダカ森で旅をしていた。ラーワナはマリチャを黄金姿の鹿に変えて、シタ姫を誘惑した。シタはこの鹿を見て、ラマに鹿を捕まえるようにお願いした。ラマは鹿を追い掛けて、シタとラクスマナを残した。』

 鹿がシタを、ラマは鹿を……読みにくいのですが、やはり、鹿でした。


 プランバナン寺院で、鹿が何十頭と飼われていた謎が解けました。


 ライトアップされた寺院をバックに物語は進みます。

 20:30 アレンカ王国にハヌマーンが火を放ち、舞台セットが燃え上がります。

 片付けのための休憩が入り、15分後に再開します。

 21:00 ラーマとシータが結ばれフィナーレとなりました。

 超ざっくり解説です。


 キャスト全員が舞台上に揃い挨拶しています。


挿絵(By みてみん)

 これで、終わりではありませんでした。

 ここに書かれているのは、令和7年7月から9月にかけての情報です。渡航される方は、入国審査等の手続や必要な書類、イベントのスケジュールが変更されている可能性がありますので、必ず最新の情報を確認してください。ネット上の古い情報に注意してね。

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