23 ジョンブラン洞窟体験
ジョンブラン洞窟の体験には、すでに外国の観光客ばかり30名ほどが広間で待機していました。
わたしたちも長靴を受け取り、履き替えて待ちます。
アフィフさんが「コーヒーは自由に飲めるよ」と言うので、置いてあるカップに粉コーヒーを入れ、お湯を注ぎます。
いつまでたっても、コーヒーが溶けません。
アフィフさん曰く「粉をたくさん入れて、お湯を注ぎ、かき混ぜて、粉が沈んだら飲む」そうです。
そうしますが、沈み切らずにやたら粉っぽい。
コーヒー粉を飲みながら、30分ほど待ちました。
全員が揃ったようで、洞窟に降りる岩場へと案内されます。
順番に並び、ヘルメットを被り、ハーネスを装着します。
2人1組でロープにぶら下がり、40mほどの深さの縦穴を手動滑車で降りていきます。
ロープをさばいているおじさんが、嬉しそうにニコニコしています。
カミさんと娘が先に降り、わたしは金髪の女性と一緒に降りました。偶然の組み合わせだから、仕方ありません。
ちょっとした岩場を歩き、大きく開いた洞窟入口へとたどり着きます。
懐中電灯を点け、いよいよ中へと進みます。
洞窟の中は、一面、泥が溜まっていてぬかるんでいます。
通路には、枕木のように板が敷いてありますが、泥にまみれてなおさら滑りやすい。手すり代わりにロープが張ってありますが、ロープはたるんでいて役に立ちません。
すぐ前を歩くアジア系の女性は、派手に3回ほど転んで、泥まみれになっていました。
そう遠くもない洞窟の奥で、縦穴から差し込む神々しい光が見えてきました。
順番に整列し、光が差す間にガイドさんに写真を撮ってもらいます。太陽が雲に隠れると陽が差すまで待ち、何ポーズも写真を撮り、満足したら次の方の番になります。また、陽が陰る。また、待つ。また、写真、撮る。
わたしたちは、後ろの方でしたので、とても長く待ちました。
3回もすっ転んでいる妖怪「泥まみれ転び女」は、やたらポーズを変えて写真を撮ってもらっているので、人一倍時間がかかっています。
「泥まみれなのに、恰好つけても仕方ないじゃん」と言いたいのを堪えます。
そして、我が家の番、速攻で写真撮ってもらい、まだその辺で写真を撮っている妖怪「モデル気取り泥まみれ転び女」を追い抜いて、降りてきた縦穴へと戻ります。
帰りもカミさんと娘が先に昇ります。
わたしはフランスから来たというアフリカ系の青年と一緒に昇りました。偶然の組み合わせにしても、少し残念です。
上では、村人総出でロープを引っ張っていました。人力なのです。
広間に戻り、昼食を食べます。
出された料理は、ご飯とスパイスをまぶして揚げた鳥肉とテンペ、正体不明のおかずが盛り付けられ、バナナの葉で包まれています。
ナシ・ウドゥックです。
恐る恐る口にすると、これが意外にもイケます。空港でのナシ・ウドゥックと味付けが違うのか、空腹だったので美味しく感じるのか、現地の味に慣れたのか。
家族全員、おいしくいただきました。
隣のテーブルで食べていた金髪のマダムは、まったく食べられずに残していました。
ここに書かれているのは、令和7年7月から9月にかけての情報です。渡航される方は、入国審査等の手続や必要な書類、イベントのスケジュールが変更されている可能性がありますので、必ず最新の情報を確認してください。ネット上の古い情報に注意してね。




