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インドネシアで伸びきって  作者: ことぶき神楽
9月8日

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22/37

22 ゴムのように伸びる時間

 今日は、午前中にジョンブラン洞窟の体験をし、その後Klookにサービスしてもらったパンガーパインを訪問する予定です。

 体験に時間指定はないので安心ですが、いかんせん7時に迎えにきてくれるはずのアフィフさんは、昨日「頭がふらふらする」と言って、ドライバーを代わってもらった方です。

 今日こそは、時間どおりに来てよ。

 朝食は、昨日「J.CO」で買ったが、食べきれなかったクロワッサンです。


 7:00 ホテルロビーで待ちます。律儀でしょ。

 まっ、約束の7時に来るわけがないですよ。うん、来るわけがない。

 娘も「遅れるよね」と悟りの境地に入りました。


 7:01 WhtsAppにメッセージが入ります。

「今、ガソリン入れているから、あと10分くらいで行けるよ」と写真まで添えられています。


 彼を待つ間、インドネシアの「Jam karet(ゴム時間)」について、家族と話をしました。

 インドネシアでは、時間は、伸び縮みする「karetゴム」のように、状況に応じて変化するものなので、厳密に守るものではないという考え方があるそうです。

 交通渋滞や不測の事態で時間が遅れることが多いので、時間通りに到着できなくても仕方ないと、柔軟に考えているようです。文化的・社会的にも許容されているので、ビジネスや日常生活でも無視できない時間感覚だそう。


 まさに、そのとおりです。


 7:18 「到着したよ」とメッセージが入ります。

 ロビーのソファーを立つと、車から男性が降りるのが見えます。現地の方には珍しい金髪に染めた髪が目立ちます。

 アフィフさんは、わたしに気がつくと満面の笑みを浮かべ右手を差し出してきました。

 絶対、遅れたとは思っていないよね、その笑顔。なんなら、間に合ったとでも思っている笑顔だよね。

 そう、30分くらいまでは、間に合った口なのです。

 それが「ゴム時間」なのですね。


 握手をして、車へと乗り込みました。

 初日から「ゴム時間」の洗礼浴びているから、不思議と「来てくれてよかった」と思えます。


 通勤時間の道路は、オートバイだらけです。

 魚群のように走っています。


 ジョンブラン洞窟まで2時間ほどかかりました。

 途中、アフィフさんがコンビニに寄って、アフィフさんがATMで現金おろして、アフィフさんがコーヒー飲んでた時間も含めてですけど……

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