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インドネシアで伸びきって  作者: ことぶき神楽
9月7日

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19/37

19 ボロブドゥールで話し掛けられる

 4人乗りのスクーターと並走しながら、車はボロブドゥールに向かいます。

 大きい子が立って、お父さんが運転して、小さい子が背中にしがみつき、お母さんが挟むファミリー仕様は、見るからに、危ない。


 KlookからWhtsAppに「明日の 7:00 にジョンブラン洞窟体験の迎えにいきます。今晩、ドライバーから連絡があります。今日のお詫びに、パンガーパイン体験をサービスします」と連絡が入りました。

 断る理由もないので「それは、ありがとう」と返事します。


 ボロブドゥールには、9時前に着きました。もちろん、朝食抜きです。


 ブディさんに案内されて入場します。

 機関車型の連絡バスに乗って、グループの待合場所まで向かいました。

 なんとか予約の回に間には合いましたが、家族の機嫌は悪いままです。特に娘の機嫌は、すこぶる悪い。

 バスを降り、サンダル(ウパナット)を受け取り、自分の番号が呼ばれるまで待機します。

 ブディさんは、車で待っているよと引き返していきました。


 遺跡を目の前にすると、それは大きく、壁一面のレリーフは圧巻のひと言です。ガイドさんの後について、登っていきます。


 円壇に着いたところで、20分の自由時間となりました。

 娘の機嫌は直らず、ひとりで先に進んでは、写真を撮っています。

 困ったねえ、と後ろからついていくカミさんとわたし。


 そのとき「日本の方ですか」と日本語で声を掛けられました。

 振り返ると、ニコニコ笑っている丸顔の浅黒い男性が立っています。


「少し、いいですか」と話を始めました。

 その男性、インドネシアの方ですが、日本に住んでいたことがあるそうです。高知県で漁船に乗って働いていたと話します。今は、ジャカルタで日本語教室を開いていて、今日は、生徒さんと一緒に遺跡見学に来たとのこと。


 後ろにいる青年3人が生徒さんなのでしょう。先生は、青年たちに「何か聞きたいことはないか」と尋ねています。

 当然、日本語で質問があるだろうと待ち構えていたら「英語でいいですか」と先生が言う。なぜ?

 ここは、娘の出番です。


 娘と青年が、英語で何やら話しています。わたしとカミさんと先生が、ニコニコと見ています。


 5分ほど話し込んでいます。自由時間が……

「ごめんなさい、集まる時間になってしまうので……」と切り上げ、「日本で待っているよ」と手を振って別れました。


 娘に話を聞くと、青年は同い年の大学生で、日本で働きたいと話をしていたそうです。

 青年の英語はとても上手かったよと、娘は嬉しそうに話します。


 よかった。機嫌が直っています。


 残りの時間で円壇を急いで廻り、集合場所に戻ります。同じグループのメンバーを待たせてしまったかと思ったら、一番先の戻りでした。


 遺跡を降りて、ツアーは解散となります。

 我が家は、ガイドさんと一緒に写真を撮り、改めて遺跡を一周します。

 公園内を散歩し、出口前にあるミュージアムに入り、お土産やさんでサンダル2足を値切って IDR 150.000(約1,350円)で買います。


 13時にブディさんから「先生、まだボロブドゥール寺院にいらっしゃいますか?」と日本語でメッセージが届きました。

 待たせて、ごめんなさい。

 先生じゃないけどね。


挿絵(By みてみん)

 ここに書かれているのは、令和7年7月から9月にかけての情報です。渡航される方は、入国審査等の手続や必要な書類、イベントのスケジュールが変更されている可能性がありますので、必ず最新の情報を確認してください。ネット上の古い情報に注意してね。

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