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インドネシアで伸びきって  作者: ことぶき神楽
9月6日

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12/37

12 インドネシア入国、テリマカシー

 クアラルンプール国際空港を散策し終え、変更になった搭乗口P13に向かいます。

 途中のセキュリティーゲートでベルトのバックルが引っ掛かります。はい、もう一度。


 円錐の紙コップで水を飲みながらベンチに座っていると、向かいの搭乗口P10シドニー行きが搭乗締切の時間となったようで、受付カウンターのおばさんが乗客を急かしています。

 いきなり「シンニー! シンニー!」と叫び始めました。 通路の右を向いては「シンニー!」、左を向いては「シンニー!」と叫びます。放送しないんだ……


 シドニー行きも無事出発し、ジョグジャカルタ行きも搭乗準備となります。

 ロビーに並んで待っていると、後ろから日本語が聞こえてきました。どうやら、学生さんの団体のようです。

 後ろを振り向き、男子に声を掛けます。

「お兄さんたちは、インドネシア語ばっちりなの?」

 日本だったら、いきなり何? となるのでしょうが、ここは異国の地、日本語話す者は、みな友達です。

「いや、ぜんぜんダメですね」とお兄さん。

「テリマカシー(Terima kasih:ありがとう)だけで乗り切るの?」とわたし。

「そうです。テリマカシーとサマサマ(Sama sama:どういたしまして)だけでいきます」

「お互い、がんばりましょう。では、またどこかで逢えば」

「飛行機の中で逢いますよ」

 こんなやり取りして、飛行機に乗り込みました。

 あいにく、お兄さんたちの席とは離れていて、機内で逢うことはありませんでした。


 9月6日(金)12時、ジョグジャカルタ国際空港に到着します。早く着く分にはOKです。


 広い通路を歩いていくと、2度3度と「All Indonesia」に登録してねと立て看板があり、係員が声を掛けてきます。

 何を言っているのかわからないので、スマホに税関申告のQRコードを表示させ「OK?」と尋ねると、係員もわかったのかどうか「OK」と答えます。「OK」なのでしょう。


 入国審査にたどり着きました。

 家族全員で行っちゃおうぜと全員でボックスにすり寄っていくと、審査官が険しい顔で人差し指を立てます。ひとりずつのようです。

 わたしからアタックします。

 パスポートを出したら、審査官からカメラを見るように言われた(気がする)。「How…なんとか」と聞こえたので「Five days」と答えます。行ってよしと言われた(気がした)ので「サンキュー、テリマカシー」と言って通り抜けます。


 次に、そこそこ英語に自信がある娘が審査を受けます。

「Family?」「Yes.」でパスして物足りなさそうです。


 別のボックスでカミさんが、審査を受けています。何を答えてよいのか、わからな気だったので、手で5を示し、合図します。

 「Five」と答えて、通過してきました。


 税関申告のカウンターは、QRコードを読み取るだけでした。何の質問もないので「サンキュー、テリマカシー」と言って通り抜けます。


 インドネシアに入国しました。


挿絵(By みてみん)

ホント円錐だから、持ったら最後、置けないのよ。

 ここに書かれているのは、令和7年7月から9月にかけての情報です。渡航される方は、入国審査等の手続や必要な書類、イベントのスケジュールが変更されている可能性がありますので、必ず最新の情報を確認してください。ネット上の古い情報に注意してね。

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