あさやけ
過去とかまったく描写なかったけど泣けよ。
これからも過去偏するつもりはあんまりないけど泣けよ。
第五層ランドマーク“崩れ村”は、少々特殊なランドマークだ。
このランドマークは、その名の通り、崩れた村によって出来上がっている。
地帯主はいない。特殊な仕掛けがあったり、特殊な土地というわけでもない。
しかし、他のランドマークと比べ、一番特殊と言っても過言ではない。
この村は、ダンジョンによる構造物ではないのである。
それなのに、ダンジョンの構造物ではないのに、しかし魔物──正確には霊種のため魔力性変異生物群の枠には当てはまらないのだが──が出現する。
出現するのは、この世に未練がある魂にマナが宿った結果生まれるレイス。
肉の残った死体が、マナを得てよみがえり動き回るゾンビ。
全身がある程度形をもって残った遺骨が、マナをその身に受けたスケルトン。
ゲームだったら確実にホラーマップとして設計されているのが、この崩れ村。
この崩れ村は、先ほども言った通りダンジョンが生み出した構造物ではない。
この村は、あとからとある要因によってできたランドマークだ。
そしてこの場所に出現する魔物は、全てもとはこの村に生きていた人たち。
私が守れなかった人たち。私が見捨てた人たち。
この場所も、ここに出現する魔物も、ここにあったはずの色んな物も。
全て、私が見捨ててしまったものだ。
「…………ただいま」
ぽつり、つぶやく。
過去に置いてきた、大切な思い出を取り返すように。
あの痛みを飲み込んで、私の一部として消化するために。
かつてここにあった全て。今ここには無い全て。
それを、確かめるように。
下ろした瞼。視界は黒。
再び開いたそこに映るのは、変わらず崩壊した村の影。
記憶に深く残る、少し寂れた雰囲気はあっても、決して暗くはない、のどかで温かい村の面影は、どこにもない。
あるのは、誰もいなくなった村だったものだ。
それでも、かつての帰る場所だったここに。
拠り所で、居所だったここに。
帰ってきたよと、告げてみる。
声は無い。
門の近くに住んでいた薬師のおばさんも。
庭の畑をいじりながら、村を走り回る子どもに怪我しないように言い聞かせてたおじさんも。
井戸のすぐそこで毎日話してたおばちゃんたちも。
だれもいない。だれも声を返さない。
だれもおかえりとは────
「ぉ……あぁ…………」
足音。そして声。
肉がある。つまりゾンビ。
腰に佩いた短剣には触れないままに、振り返る。
「釣り人のおじちゃん……?」
かすかに。本当に微かに、いつも川に釣り糸を垂らして、今日もボウズだと何度も私に愚痴を吐いていた、おじちゃんの面影を見た。
爛れて、血まみれで、誰なのか判別するのなんて難しいけれど。
優しそうな目元が、そっくりだった。
「なにか、釣れた?」
答えは無い。私の声は、きっと届いてない。
届いていない、はずなのに。
魔物となったはずなのに、一向に私に向かってくる気配はない。
殺し殺される。ひとたびフィールドに出れば、ダンジョンはどこもそんな世界なのに。
彼の腕も、口も、私の身体を害そうとする素振りが全くない。
それどころか、魔物と対峙した時にひりひりと感じる敵意・害意・殺意が全く感じられない。
どう見ても人間ではない目の前の彼を見ながら、私の脳はここは安全だと言っている。
「今日もボウズ?」
自分でも笑ってしまうくらいに、声が震えていた。
怖いのか、自己否定か、自罰的な気持ちか、トラウマか、それとも贖罪か。
よぎったそんな言葉たち、感情たちが、真っ先に否定されていく。
二度目だ。こんな感情で涙を流すのは。
それも、今日だけで、二回。
すべてを失って逃げ出したあの日から、悲しみで涙を流した数は、一体どれだけの数に上るのか、わからない。
でも、嬉しさで涙を流すのは、たった二回だけだったと断言できる。
こんなになっても、私の帰る場所はずっとここに残ってたんだって、そういわれてる気がして。
言葉はあいまいで、なんて言ってるのか全く分かんなくて。
それでも、確かに『おかえり』って言われてるような気がして。
パキリと、何かが折れる音。
音の出どころを見れば、他のゾンビやスケルトンも集まっているみたいだった。
ただ、何も怖くない。
ただ広がるのは、温かいもの。
胸に広がっていくのは、思い出と、嬉しさと、一抹の寂しさ。
私が全員守れたら、もっともっと幸せな場所がここにあったんだって。
そう思ってしまう。そう考えてしまう。
やはり、私の罪を飲み込んで受け入れられるほど、私は強くない。
弱くて弱くて、ずっとずっとあの時のまま。
前を向く勇気を持てない。後ろにあった温かい幸せから目を離して、何も見えない先を見られる強さは、私にはない。
「ごめん……ごめんね、みんな」
何回目か、何百回目か。あるいは何万回かもしれない言葉が、私の口から。
門の中に入って、井戸のそばに寄って、いつかしたように中を覗き込んで、小石を投げ入れてみて。
そんな所作に小さな子がカタカタと顎を鳴らすのは、笑っているのかな。
もしそうなのだとしたら、覚えがある。
いつも木の棒を持って走り回ってた、いたずら大好きな男の子。
一回私のスカートをめくったこともあったっけか。
井戸の近くにある、ちょっと大きな建物。
外にかけられた看板は、もうかすれて読むのもやっとだけど。
一言一句違わずに、復唱できる自信がある。
「染物屋蒲公英。毎日朝からやってます」
漢字でたんぽぽって書きながら、読みは英語なことに、ちょっと不思議がったりもした記憶。
『染物を通して、小さな幸せが皆に届くと嬉しい』なんて、ちょっとかっこつけたこと言ってた、店主のお兄さん。
真っ白な布が、独特の模様に染まっていくのが、見ていてとても楽しかった。
ちょっと歩けば、村長の家。
他の家よりも大きいとか、特にそういうこともなく。
形だけの村長だよって、いろんな人に言ってたっけ。
それでも、いろんな人に慕われてて。村のみんなが村長村長って言ってて。
村に住む人の悩みには、全力で答えようとしてて。
外からしばらく泊まるだけの予定だった私たちにも、とことん優しくしてくれて。
襲撃の時、なによりも村人の避難を優先して、自分は一番前で魔物と対峙してた、凄くかっこいい大人だった。
足も震えてて、声も震えてて、涙も流してて。見るからに恐怖に負けてるのに。
瞳だけは真っすぐ魔物の姿を捉えてて、一歩も引かずに、なんなら前に出て行って。
結局、一番最初にあっけなく死んでしまった。
「村長、かっこよかったよ。今でもその姿に憧れてる」
弱いのに、怖いのに、誰かのためにそれを乗り越えて真っすぐ立つ強さ。
憧れた。あんな人になりたいと思った。
できれば、生きているうちに伝えたかった。
村人の悩みを聞いて奔走する村長に、遠くから大声でそう言いたかった。
「声、出なくなっちゃったな」
あの時から、声が出ない。
小さくて、ちょっとかすれ気味な、息混じりの声しか出ない。
「今日は、マシかも」
また瞳を閉じて、ここで過ごした三か月を思い起こす。
近くにあるランドマークを攻略するのに、予想以上に時間がかかって、本来一か月の滞在だったはずの期間が、三か月に伸びたんだっけ。
それなのに、みんな笑顔でもっと居てもいいよ、なんて言ってくれて。
私の肩に、手が置かれた。
腐った肉の手だ。でも、なにも不快感は無い。
「どうしたの?猟師のおじさん」
声は出ないらしい。私と同じだ。いや私はある程度喋れるうえでの声がでないなんだけど。
でも、おじさんの言いたいことはすぐにわかる。
この人は、着いて来いって言いたいとき、肩に手を乗せてくる人だった。
獲物に逃げられないために、最低限声を出さないコミュニケーションらしい。
私も一緒に狩りに連れてもらった時、肩に手を置かれた。
あとから『ハンターなんだから走って捕まえられるか!』っておじさんが豪快に笑っていたのも、いい思い出だ。
先導するおじさんの背中を追いかける。
おっきな畑を持ってるおじいちゃんの家の横を通り抜けて、木の間を抜けて、その先へ。
ちょっと開けた場所の中央にあるのは、やけに大きな焚火跡。
そして近くに倒れているのは、明確に切り出されたものだとわかる、丸太。
ちょっと贅沢して買ったハンモックが、木の間に吊るされている。
人の営みがあったことを感じさせる、そんなキャンプ跡。
『家に泊まりなよ』なんて言われながらも、かたくなに居座り続けてた、私たちの居住スペース。
私がみんなと過ごしていた、家。
視点が、急にがくんと下がった。
膝の僅かな痛み。視線を下げれば、地面についている膝。
脱力感。膝から崩れ落ちるって、実際にあるんだな、なんて。
焚火跡は、確実に整備されていて。
ハンモックだって、最後使ったのは六年前なのに綺麗に保たれてて。
丸太だってそのままで。
このキャンプを見渡せる位置に、丸太が七本立っていて。
その前に、名前が彫ってあって。
お花まで、添えてあって。
「待ちくたびれたよ、シア」
そんなお墓の前で、堪えようもない涙を落としていたら、私にかかる青年の声。
忘れるはずがない。この声を忘れるなんて、そんなわけがない。
「とう、やぁっ!」
「おう!天才ハンタートウヤさんだぞっと!」
あの時のまま、ツンツンとしたちょっと長めの黒髪に、優しそうな、けどちょっと生意気な感じもする、黒い目。
あの時のままだ。そう、あの時のまま。つまりは、十八歳の彼。
その事実に、胸が痛む。
「ってちょいちょいちょい!なんで悲しそうな方向で泣くかなぁ!?」
「だって、らってぇ!」
守りたかった、大切な人。
大好きだった、男の人。
今も世界で一番大好きな、男の人。
私が、取りこぼしてしまった人。
「あぁもう……!もっとこう、嬉し涙とかさぁ!!」
「嬉しいけど、悲しいからぁ!」
「折角感動の再会なんだからプラスな気持ちで泣こ?な?ほら、抱きしめてやるから……って実体無いわ。ごめん」
「このばか!とうやっ!!」
「トウヤを悪口にするのやめろって昔っから言ってるよな!?」
時刻は午前四時。丑三つ時は超えている。
そういう時間にルーズなところも、ルールなんてクソくらえなところも、実に実にトウヤらしい。
そんな型破りなリーダーに合わせるクランメンバーの身にもなって欲しいと、何回思ったんだったっけ。
「ばか!ばか!!帰るって言ったのに!絶対って約束したのに!勝手にみんなで死んで、私一人だけ残して!!」
「あの、ちょ、シアさん?もうちょっと落ち着いて…………くれませんよねぇ」
「私が一人じゃなんもできないダメダメ人間なこと知ってるくせにぃ!!」
「あの、それ大声で言う事じゃない気が…………」
「残された私がどんな気持ちでこれまで過ごしてきたかッ!知らないくせにッ!なにのんきに待ちくたびれちゃってんのさッ!!枕元に立つくらいしやがれこの頭ふわとろオムライスッ!!」
「あぁ罵倒の語彙はなにも変わらずご飯なのね。いやそうじゃなくてね……」
なんて、泣きじゃくる私をなだめるのも、いつもトウヤがやっていて。
ちょっとかっこつけたら絶妙に締まらなかったりして。
そんな彼が、たまに見せるかっこいいところが、どうしようもなく輝いて見えて。
仲間思いで、ちょっと能天気で、どこまでも理想ばっかで。
そんな彼に惹かれた仲間たちと、一緒に星を眺めたりして。
「夜空の輝剣」
「なにさ急にクラン名」
「この短剣の名前。夜空の輝剣。刃はトウヤの大剣、魔術媒介はみんなのアクセ。装飾は集合写真入れてたロケットと同じ」
「うわ重……」
「一人だけ生き残ってからそれ言って」
「…………そっか。ごめん」
「いいよ。別に気にして、はいる」
「そっかぁ…………でも、嬉しいや。それだけシアにとって、夜空の輝剣が大切なものになってたんだなって思うと、凄い嬉しい。入った当初なんて、私誰にも心開きません~って感じだったし?」
「……………………」
黒歴史だ。いや別に、あの頃はちょっと人見知りが激しかっただけで。
初めて外の世界へと飛び出して、ずっと他人に警戒してただけで。
いや今もずっと警戒し続けてることに変わりはないんだけど。
ずいっと、トウヤの目の前にドローンを差し出す。
七つのステッカーが貼られた、私の相棒だ。
「見て、これ」
「このデザインって、マジで!?うっわぁみんなで考えたやつだぁ!!」
「サインも、みんなのやつ真似て書いた」
「うわぁ……嬉しいけどやっぱ重い……」
ドローンを宙に浮かせたときに、そしてポーチから取り出すときに、一番目に映る位置に貼ってあるステッカーは、きらきらとエフェクトが付いた水色の剣。
夜空の輝剣。トウヤのモチーフだ。
あのクランは、トウヤがいなければ夜空の輝剣とは言えない。
満場一致で一番に決まったステッカーだった。
ちなみに最後まで割れてたのは私。
ティアラか雪の結晶か霜を纏う狼の顔。この三つの選択肢から絞れてなかった。
最終的に私のステッカーはきらきらエフェクトが付いたティアラになった。
守られるだけのお姫様みたいで、ちょっと呪いになってるところもある。
「……あとね、私深層ハンターだよ。最前線攻略組なんだ。今、十二層到達ハンターなんだよ。凄いでしょ」
「へぇ……十一層は攻略されたんだなぁ」
「凄くめんどくさかった。ほんとにめんどくさかった。全く知覚できないの。空間全体を知覚して逆に知覚できていない場所を探り当てるってゴリ押しで突破したんだ」
「なんか、六年でシアが俺の知らない化け物になってるなぁ……」
「変わってないよ。いやちょっと静かになったり、声が出なくなったけど。それでも中身はあのときのまま」
遠い目で、ちょっと微笑んで私を見るトウヤの顔は、六年前以前と全く同じで。
私が夜空の輝剣に所属していた時から、まったく変わってなくて。
「ま、俺らは気楽にやってるよ。あの世でみんなと酒と肉のパーティだな!」
「……私も、そっちに」
「バカバカバカバカやめなさい!!!!」
実体のない手で、私の握った短剣を止めようとするトウヤ。
それがどうしようもなく面白くて、愛おしくて。
募った恋慕は、ここで吐き散らかすべきなのか。
逡巡の後、私の口から出たのは。
「トウヤ。大好き。ずっとずっと好きだった。これからもずっとずっと大好き」
「…………ちょっと待って今そういう雰囲気だったかな!?絶対違くない!?あまりにも唐突すぎない!?」
「だから、天国行けるように、守れなかったもの以上のものを守る。それまで、みんなで待ってて?雲の上で結婚式。よくない?」
「いやいいけど、いいけどロマンチックだけどさ!話聞けって!」
「約束だから。トウヤみたいに破ったりしないよ、私は」
瞳を閉じて、実体のないトウヤの唇に。
感触は無い。それはあの世でじっくり堪能するとしよう。
それまで、お預けだ。
「返事は聞かない。何と言おうがトウヤは私の旦那さん」
「無理やりが過ぎませんかお姫様ぁ……」
「約束破った罰」
「…………はぁ。ま、気長に待つとするよ。白馬は無理でもきゅうりになら乗ってけるかもしれないな」
「きっと長くなるから不倫してもいいよ。全部掻き消すから」
「なぁんか地味にズレてるんだよなぁ。ってかもう結婚した扱いですか」
笑ってごまかす。トウヤがよくやってたこと。
いろんな所作も言動も、覚えている。
「……と、時間みたいだ。そろそろ行くよ」
「現場入りは遅いのに帰りは早いの、直ってないんだね」
「直したくても直らないんだなぁ、これが」
「次はいつ会える?」
「天国かな」
「そ。ゆっくり行くね」
「そうしてくれ」
ちょっと薄れかけてきた、トウヤの体。
魔法が解ける。奇跡の時間はほんの一握り。
「ああ、俺名義でギルドに魔力循環効率上昇の指輪預けてるから。婚約指輪代わりに。パスワードは────だ」
「…………大概トウヤも重いんだね」
「お似合いじゃないか?」
「嬉しい」
「じゃ、またな」
「ん。また天国で」
嘘だったみたい。幻だったみたい。
夢だったみたいに、何もかもが、静かになった。
朝焼けがキャンプを照らす。
それと同時に、トウヤの姿は消えてしまった。
ぺちぺちかたかたと拍手していたみんなも、どこかに行ってしまった。
でも、目が腫れている。現実だったことは、確かだ。
きっとみんなは、私からの猛アタックを受けたトウヤをからかっているのだろう。
美味しいものを囲んで、あの時と全く変わらない様子で、どこまでもいつまでも、仲良く楽しくバカ騒ぎ。
随分と、うらやましい。でも早く行こうなんて気持ちは、湧いてはいない。
なるべく、しわしわでくちゃくちゃになるまで、とことん良いことをして、精々地獄に落ちないように、ゆっくりと向かおうかななんて。
今までの死にたがりの私とは、目が覚めたらお別れしようかな、なんて。
みんなのお墓の前で、そうやって祈ってみれば、私の思いが届いたのか、さらりと私を撫でた風が、通り過ぎていった。
供えられた花が、小さく揺れる。
ふと、ハンモックが目に映った。
ここに滞在している間、いつも私が使っていたハンモックだ。
みんなでちょっと贅沢して買った、思い出の寝床。
乗ってみれば、寝心地は最高だった。
そのまま瞳を閉じる。
この二日、あまりにもいろいろありすぎた。
ユイと出会って、かと思ったら竜災がロロテアの街を襲ってて。
相次ぐ異常個体に対処して。
なんかとんでもなくマナ濃度の高い魔物と戦って。
ちょっとだけ、人との距離が縮まって。
大好きな人に再開して、結婚の約束までしちゃって。
案外、あっけないものだ。
でも、思っていたよりもずっとずっと重く心に残るものだった。
まだ前を向ける気はしないけど、後ろを向きながらでも、前に進もうかなって、そう思った。
遠く空に見えるのは、朝焼け。
薄く開けた瞳を、もう一度閉じる。
目が覚める頃には、きっと完全に朝日が昇っているのだろう。
多少のさわりは次の設定資料集のシアちゃんの欄で解説してるので、そこ見てからもう一回見ると面白いかもしれない(ダイレクトマーケティング)。
主人公の過去だし、設定資料集のそこだけは見ておくとこれからのエピソードや描写にも細かい点で面白いと思える場所があるかもしれない(ステルスマーケティング)。
というわけで、一章はこれにて締めとさせていただきます。
二章以降は、このあとがきみたいなものを書いている時にはまだプロットが十割くらいしかできておらず、また読者様の反応によって何かをねじ込む可能性があるので、投稿のめどはたっていません。
おそらく作者の我を貫き通します。この一章自体、執筆にかかった時間は二週間程度なので、毎日登校が止まらない可能性もあります。
ちなみにこれを書いているのは八月九日です。初回投稿日です。
もし楽しみに待っていただけてたら、それ以上に嬉しいことはありません。
また必ず会いましょう。完結までは嫌でも私の名前を見せてあげます。




