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異世界人ルドルフの異世界旅行  作者: 睡眠大事
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1-2-1

僕と穂乃果はルーンの魔法を使った。

あれおかしいぞ。いつもなら白い霧が覆い晴れると行きたい場所についている。

失敗した時なんてそもそも何も起こらないのに。白い霧が晴れないなんて初めての経験だ。

目の前が真っ白で感覚がない。  


「ルドルフよ おいルドルフ!」 

聞き慣れない女性の声 穂乃果の声じゃない。少し荒々しい声がさらに怒号っぽさが混じり僕の心に直接響き聞こえる。 


「おい ルドルフ 私の声が聞こえんのか 思念したまえ そしたら私に通じる」 

声の主に言われた通り意識を心に集中し強くおもう。


「あなたは誰ですか?」 

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