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異世界人ルドルフの異世界旅行  作者: 睡眠大事
153/159

4-6-6

入社はいつなのか 仕事は楽しいか 緊張してないか ご飯は食べたのか 出身地は 彼氏はいるのか など怒涛の質問ラッシュ 

プライベートの話まで2人は律儀に答えてくれる。


アスナが質問を連射している横でレイとモナが立ち上がりお茶の準備。 


キッチンの方からレイの声が小言を伴い響く。 

「おい ルドルフ 手伝え。まったくだからモテないだ。」


文句を言わないでおく。1を言ったら10で返される。僕は知っている。 

だからってモテないのは余計だ。 まぁモテないのは事実なのだが。


カップが6つ クッキーを添えて。珈琲を入れる。 

大きなトレーにのせソファーがあるテーブルに持っていくと職員2人が勢いよく立ち上がった。 


それに気づいたモナとレイが彼女達を座らせる。


でも僕には厳しいレイ 

「おい ルドルフ もっと手際よく出来んのか。お客様の前だぞ。」 


プルプル手が震えていて珈琲が波立つのが悲しいが小言の一つも言いたくなる。

手が震えるんだから仕方ないだろ。


成瀬と坂上の前に置くとお礼を受ける。


モナも手伝いレイの前に置いた。 

アスナも自分で珈琲を手元にとった。


恐縮している成瀬が恐る恐る僕達に問うた。 

「モナ姫様ありがとうございます。不躾ではございますが、いつも自らお茶をご用意するのですか?」 


真っすぐ成瀬をみつめモナが答えた。 

「今日、初めて珈琲を入れました。レイさんが教えてくれたんです。」 


僕達はたわいない話を続けていると部屋にチャイムが響いた。 

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