4-5-15
結局最後はじゃんけんで決めることに。
1つの小さなプラスチックのスプーンがある。
勝った人が負けた人に一口食べさせるということで決着がついた。
集中して全身全霊の運を盤上に込める。
「「「「じゃんけん ポン!」」」」
グー グー グー チョキ
アスナの一人負け 最高のパターンだ。
僕とレイとモナはそれでもかと各々がソフトクリームをスプーンの上にのせてアスナの口に突っ込む。
涙目のアスナ 口元を抑えるあたりマジで苦しそうだ。
お陰で四分の一は減っただろうか。
2回戦
「「「「じゃんけん ポン!」」」」
チョキ チョキ グー グー
結果はアスナと僕の勝利。
さっきの要領で口に押し込む。
まだ半分ある。
3回戦
「「「じゃんけん ポン!」」」」
素晴らしい。僕だけ勝つ。
ぐー チョキ チョキ チョキ
「ズルいです。ルドさんだけ食べてないじゃないですか!」
モナが不満を口にする。
ワガママの子には倍増だ。僕はスプーンの限界に挑戦するかのようにアイスを盛り手添えでモナに食べさせる。
それを見たアスナとレイは素直に口をあけ。
「早くしてください。」
「早くしろ」
急かされたせいでたくさん積むことが出来なかった。
それでも残りは四分の一と溶けた液体だ。