4-5-15
「困った人達ですね。丁度、私も頭を使ったので甘いものが食べたかったところです。パンケーキ1つ貰いますね。」
それを聞いたレイが勝手にトッピングを始めた。
パンケーキの横にチョコソフトクリームを添えたのだ。
「甘さ倍増 脳には良いですぞ。新庄殿。」
よくやった。レイ。これでソフトクリームが一つ消えて抹茶ソフトのみだ。
ジュースは敵じゃないが先に肩つけないと後が辛いので余力あるうちにジュースを勢いよく飲み干す。レイもジュースを一気にいった。モナもパンケーキと格闘しながらジュースで押し込む。その様子を見たアスナは不敵な笑みをこぼす。
「新庄さん 私、手をつけてないのですが、このジュースいかがでしょうか?」
やられた。新庄に押し付けるという手があった。そうだ甘いものを食べてれば酸っぱいものが欲しい これは人の心理
「すみません。アスナさん グレープフルーツジュースが苦手でして。」
僕達3人はガッツポーズだ。
「そうですか。」
うなだれるアスナ 仕方なくグレープフルーツジュースに口を付けた。
残るは抹茶ソフトクリームだけだ。
時間が経ち溶けているからこそ甘さが増していそうな代物
これは誰が食べるかという事だが僕達4人の目線は1人に集中していた。
他力本願、神風主義といったところか。
僕達は期待に満ちた目で一点をみつめる。
新庄が咳ばらいをすると口を開いた。
「僕はお腹がいっぱいです。皆さんでどうぞ!」
4人が綺麗にハモった。
「「「「なんでよ」」」」