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それから談笑しとすっかり満腹中枢も落ち着いた頃
お財布が戻ってきた。おっと内閣府の新庄が戻ってきた。
「遅くなってしまい申し訳ございません。皆さん、随分と顔色が良くなりましたね。先程まで、この世の終わりみたいな顔つきだったのに。」
アスナが声色を使って新庄さんにお願いする。
「デザート食べたいのですが良いですか?」
新庄は呆れた顔をしてお財布代わりのバーコードをアスナに手渡す。
僕達4人はそれきたとまた甘味処に駆け込む。何を食べようか。甘味は別腹だ。
クレープ、パンケーキ、丸々一個使ったグレープフルーツジュース、ソフトクリーム、かき氷もある。当然、僕達は欲望のまま買っていく。
机の上にはスイーツの山々だ。
新庄はまたも呆れ顔で僕達を見ている。
「貴女方には学習能力はないのですか?」