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大東京温泉物語は受付を済ますと更衣室で浴衣という服に着替えるのが決まりらしい。
当然、男女別の更衣室となっている事から待ち合わせ場所を決めなくてはならない。
更衣室の前で待ち合わせということですんなり決まった。
浴衣を選ぶ場所では多種多様な浴衣が選べる。
好きな柄・色の浴衣を選べて男性の僕でも少しワクワクする。
女性陣は大はしゃぎだ。
モナも何不自由なくスタッフさんとやり取り出来ている。
遅い 何分待てばよいのだ。 これは長くなる気配が匂う。
まだ出会って日が浅いとはいえ彼女達の事は何となくわかってきたのは素直に嬉しい。
僕は先に更衣室に行く。フロントで貰った鍵にロッカー番号が書いてある。
この鍵がお財布代わりにもなるなんてすごいな。
試しに使ってみることにした。これで飲み物が買えるのか。
飲みたいジュースを選択し鍵をかざすと何と飲み物が自動で出てきたではないか。
これが機械 自動車とかも凄いけど自動販売機も凄いと思った。
さて浴衣に着替える。説明書通りやってみるが僕は生まれつき不器用だ。
何回やっても上手く着られない。少し形は悪いが何とかカッコがついたかな。
更衣室を出るとレイ、アスナ、モナが待っていた。
「ルドさん 遅いですよ。」