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モナから渡されたパスポートと在留許可証
これがこの世界の身分証明書 サイズはコンパクトで邪魔にならないので手軽だ。
僕の写真 なかなか間抜けに撮れているじゃないか。
僕とアスナのパスポートは同じだけどモナのだけ色が違っていた。
「どうして僕達とモナのパスポート違うの？」
色だけじゃなかった。表紙に印字されている文字が違う。
モナのパスポートにはDIPLOMATIC 僕達はOFFICIALと印字されている。
外交旅券と公用旅券
「私の身分が王族でルドさんやアスナさんが私の護衛だからじゃないかな？」
「なるほどね。身分証は複雑だな」
舐めるようにパスポートを見ているとモナは神妙な顔つきでこちらを見ている。
何か言いずらいことがあるのだろうか。
モナは開口一番、謝ってきた。
「ルドさん ごめんなさい。」
